生物多様性

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アドバンテストグループ生物多様性行動指針

アドバンテストグループでは、生物多様性がつくり出す自然の恵みに感謝し、生物多様性が豊かで健全な社会を支える大切な存在であるという認識のもと、生物多様性の保全と生物資源の持続可能な利用に取り組んでいきます。

  • 1.環境影響の把握
    自らの事業活動の全ライフサイクルの中で、生物多様性へ著しい影響を与える側面を把握・評価し、共有します。
  • 2.生物多様性への理解
    事業活動や日常生活の中で、生物多様性に配慮した行動を行うことのできるよう、全従業員に対し、生物多様性についての理解と意識の向上を図ります。
  • 3.環境影響の低減
    効果の高い施策を検討し、継続的に実施することで、自らの事業活動が、生物多様性に与える影響を低減します。
  • 4.ステークホルダーとの連携
    行政や教育機関、NPO、地域住民、取引先など、さまざまなステークホルダーと連携を図り、生物多様性保全活動を推進します。

ビオトープ

現在のビオトープ

創設当時のビオトープ

アドバンテストは、自然との共生をテーマに、失われつつある昔ながらの関東平野の原風景の復元を目指し、2001年に研究開発拠点である群馬R&Dセンタに、国内企業では最大級のビオトープを創設しました。

アドバンテスト・ビオトープは、社員が地球環境の大切さを学ぶ環境教育の場として、また、地域住民とのコミュニケーションの場として活用されています。創設から約20年を経た今では、地域の生態系保全に最適な環境となり、絶滅危惧種の保護育成に大きな役割を果たしています。またSDGsの目標「15 陸の豊かさも守ろう」という観点からも、アドバンテスト・ビオトープは理想的な環境となっています。

* ビオトープ(Biotope):ドイツ語で、生物を意味する「Bio」と、場所や地域を表わす「Tope」とを合成した言葉。

群馬R&Dセンタ敷地内ビオトープでは、2001年から群馬大学のご指導のもと、ビオトープに生息する動植物の調査、保護、育成、および外来種の駆除を行っています。また、国準絶滅危惧、群馬県絶滅危惧IAであるフジバカマおよびアサザの保護育成にも努めています。

なかでもフジバカマは、群馬県に自生地が5箇所しか残っておらず、そのうちの1箇所がアドバンテストのビオトープです。長年にわたり継続してきた保護育成の取り組みが、安定した自生環境の実現に繋がっています。

また、現在は県内で自生地が一箇所しかないアサザは、アドバンテスト・ビオトープが安定した環境であることから、2012年から避難先として利用され、順調に育成されています。

さらに2019年度からは、群馬県で絶滅危惧IAに指定されているチョウジソウを県内の自生地から一部緊急避難させ、保護・育成を開始しました。

  • フジバカマ

  • アサザ

  • チョウジソウ

ビオトープフォーラムをホスト開催

2019年9月、当社がホストとなって「第3回ビオトープフォーラム」を開催しました。同フォーラムは、生物多様性保全に取り組んでいる群馬県内の企業や団体、研究機関で構成され、2017年より毎年開催されています。

当日は、当社のビオトープをご指導くださっている群馬大学教授による基調講演が行われ、ビオトープ18年間の実績を先駆的事例として紹介いただきました。また当社のビオトープ管理士がビオトープの管理方法や動植物のモニタリング調査について発表しました。フォーラムには、県内でビオトープを保有する企業2社やNPO法人も参加し、ステークホルダーを巻き込んだ情報交換の場としても大きな役割を果たしました。

ビオトープで自然観察会を開催

アドバンテストは、地域社会とのコミュニケーションの場として事業所近隣地域の小学校を対象とした自然観察会を実施し、2019年で15年目になります。現在までの参加者累計は、2,068名となりました。

2019年度は、近隣の小学校2校から約70名の児童、保護者が参加して開催されました。観察会当日は、社員教育が専門の社員やビオトープ管理士の資格を持つ社員が中心となってビオトープを案内し、子供たちは蝶やトンボなどビオトープに現れる生き物を探しながら自然に親しみました。また、ビオトープの池ではザリガニなどの外来種の駆除を目的としたザリガニ釣りも実施し、生物多様性について考えるきっかけにもなりました。当社は今後も引き続き地域社会と連携しながら、この活動を継続していきます。

アドバンテスト研究所のアカマツ保護活動

アドバンテスト研究所(仙台市)の敷地内には、樹齢約110年、樹高約30メートルのアカマツ約70本が自生しています。
このアカマツ林は、2007年から仙台市の保護樹林の指定を受けています。豊かな自然環境を残すため、薬剤の樹幹注入や草地刈込などを実施しアカマツとそこに生息する生き物の保全に努めています。

赤城山国有林「アドバンテスト令和の森」で森林保全活動

ネット張りの様子

アドバンテストは、2007年から毎年、森林保全活動を実施しています。2019年には、赤城山を活動エリアとする協定を群馬森林管理署と締結し、当社の活動エリアを「アドバンテスト令和の森」と名付けました。保全活動では、森全体に光が取り込まれるようにのこぎりで不要な枝を切り落とす枝打ちや、鹿に木の皮を食べられないように木々にネットを張る対策を行いました。また、専門の講師からは野生鳥獣被害と対策についての講義も行われ、健全な森を守る社員の意識向上に繋がりました。

環境影響度評価

アドバンテストは、条例や公害防止協定に基づき、事業所の排水など環境基準の評価を実施し、事業所周辺の環境保全に努めています。
また、事業所内では、植栽管理やビオトープの育成を行い、生物多様性に配慮しています。