「VOICE 2019 Developer Conference」盛況裡に終了

2019/07/17 イベント情報

株式会社アドバンテスト(TSE: 6857)は、ユーザーグループ会議「VOICE 2019」を、5月14日、15日にアリゾナ州スコッツデールで、5月23日にシンガポールで開催しました。来場者数は会場のキャパシティの上限である516名にのぼり、その60%は顧客またはパートナー企業の方々でした。

VOICEは、当社製品のユーザーやパートナー企業のネットワークを強化するためのイベントです。参加者は、半導体テスト技術に関する知見を分かち合い、ネットワークを構築し、当社製品の新しい情報やテスト技術のトレンドについて学ぶことができます。

今回のVOICEは、164件の技術論文の投稿があり、そのうち91件が採択、発表されました。投稿された技術論文の44%は、ビジネスパートナー企業23社の単著、ないしアドバンテストとの共著によるものです。全ての技術論文は、顧客およびパートナー企業11社から参加した25名を含む技術委員会によって審査されました。

会場では技術論文の発表セッションに加えて、パートナーズエクスポ、基調講演、パネルディスカッション、32件ものキオスク出展など盛りだくさんのコンテンツを提供しました。また、参加者のネットワーキングをサポートするため、イブニングイベントおよび懇親の場も設けました。

VOICEの運営委員会は、当社および当社の顧客とパートナー企業からのボランティアメンバーによって構成されています。今年度は12社の新規スポンサーを含む32社ものイベントスポンサーに加え、Global Semiconductor Alliance (GSA)、IC Insights、IHS、SEMIおよびVLSIresearchを含む業界団体からもVOICEをご支援いただきました。

最優秀論文および最優秀キオスク

参加者は、VOICEのスマートフォンアプリを使って、優秀な技術論文およびキオスク展示に投票を行いました。

VOICEスコッツデールでは、アドバンテストのRoger McAleenanさんの技術論文“Antennas Don’t Amplify: What to Know for 5G Over the Air.”が最優秀賞を受賞しました。また、アドバンテストのIra Leventhalさんのチームによる“The Path to AI Engineering Assistants for ATE.”が最優秀キオスク賞を2年連続で受賞しました。

VOICEシンガポールでは、クアルコム社のArun Siva Subramaniamさんの技術論文“Unconventional High-Speed Serdes IP ATE Test Challenges and Usage of SmarTest 8 Software Features for Extensive Characterization.”が最優秀賞を受賞し、アドバンテストのAether Leeさんによる“V93000 Wave Scale Millimeter Solution.”が最優秀キオスク賞を受賞しました。

「VOICE」は、半導体テスト技術者のために、半導体テスト技術者によって運営されるイベントです。貴重な時間を割いて、技術的知見と市場トレンドの先見性をシェアしてくださるプロフェッショナルの皆様に特段の感謝の意を示すとともに、今後さらなる内容の充実を目指してまいります。

なお、VOICE 2020はアリゾナ州スコッツデールおよび中国上海で行われる予定です。

※ 本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過、または、さまざまな事象により予告無く変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。