あらゆるネットワーク環境に対応可能な遠隔モニタリングシステム 無線データロガー「AirLogger™ Cloud Standard」をサービス開始

株式会社アドバンテスト（本社：東京都千代田区　代表取締役社長：吉田 芳明）は、無線データロガー「AirLogger™」シリーズの新ソリューションとして、遠隔モニタリングシステム「AirLogger™ Cloud Standard」のサービスを開始します。このサービスは、無線データロガー「AirLogger™」で取得したデータをインターネット回線経由で、どこからでもモニタリングできるようにするものです。また、無線データロガー「AirLogger™」を遠隔操作することもでき、お客様の業務効率の向上に大きく貢献します。

「AirLogger™」は、小型の測定ユニットで取得した温度、電圧、ひずみなどの測定データを、USB型のPC通信ユニットを経由し、お客様のパソコンに表示／保存するデータロガーです。ケーブルを無くすことにより、従来困難であった回転体や動体、遮閉空間の測定においても高い性能を発揮し、さまざまな分野での研究開発やものづくりの現場でご活用いただいています。

一方、モノづくりの現場では、設備や環境の状況を遠隔モニタリングし、品質管理や生産性向上に役立てる取り組みが進んでいます。とりわけ食品業界では「食品衛生法」の改正により、2021年の6月から食品管理指標「HACCP」の導入・運用が完全義務化され、温度管理の重要性が一層高まっています。

「AirLogger™ Cloud Standard」は、専用ゲートウェイを介して「AirLogger™」をクラウド・サーバに接続し遠隔モニタリングします。クラウド・サーバを活用することで、どこからでも測定条件の設定や測定データの閲覧が可能です。

当サービスは、11月24日から26日まで東京ビッグサイト青海展示棟で開催される「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2021」に出展する当社ブース（小間番号MB-111）にて詳しくご紹介いたします。

製品の特長

• さまざまなネットワーク環境に対応（お客様自社サーバ (オンプレミス)、プライベートクラウド、レンタルクラウド：下図参照）
• ブラウザ経由でモニタリング/操作を行うので、端末の制限およびソフトのインストールが不要
• ゲートウェイ1台あたり、直径20m～60m^(*) の範囲内で最大100個のAirLogger™測定ユニットを接続可能。ゲートウェイは標準機能で最大10カ所設定可能
  (*):測定ユニットの種類によって異なります
• 測定データの参照や保存、測定ユニットの電池残量や電波強度等、モニタリング機能が充実
• 電波障害対策として、データ保管、回線の自動回復、通信再開時のデータ補完の機能を用意
• システム構築支援サービスにより初期設定をサポート
• モニタリング環境（アプリケーション）はご要望に応じてカスタマイズ可能（オプション）
• メールで計測値の異常を知らせるアラート通知（オプション）

価格： 610,000円^(*) ～

(*): サーバ／ゲートウェイ年間ライセンス、ゲートウェイ・ソフトウェア、ゲートウェイ機器、システム構築支援サービスを含む。
注）AirLogger™本体、サーバおよびネットワーク機器、各種オプションは含まれません。

※ 本サービス導入前の体験版として、当社が提供するレンタルクラウド環境で3カ月または6カ月間ご利用可能な「AirLogger™ Cloud Lite」も用意しております。チャンネル数は最大10ch、通信データ量は最大100MB、簡単設定ですぐに体験利用いただけます。

AirLogger™ Cloud Standard および Cloud Lite の詳細は弊社ウェブサイトをご覧ください。

• https://airlogger.advantest.com/ja/products/cloud

アドバンテストについて

アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安心・安全・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com)をご参照ください。