ビオトープ

アドバンテスト ビオトープ

アドバンテストは、自然との共生をテーマに、失われつつある昔ながらの関東平野の原風景の復元を目指し、2001年に研究開発拠点である群馬R&Dセンタに、国内企業では最大級のビオトープを創設しました。

池、沼地、小川を中心に、周辺の自然環境と調和した水生植物や樹林を植樹し、周辺環境とのネットワーク化を図り、昆虫や小鳥など多種多様な生き物が集まる空間に成長しました。

アドバンテスト・ビオトープは、従業員が地球環境の大切さを学ぶ環境教育の場として、また、地域住民とのコミュニケーションの場として活用されています。

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    ビオトープ(Biotope):ギリシャ語で、生物を意味する「Bio」と、場所や地域を表わす「Tope」とを合成した言葉。

ビオトープ最新情報

ビオトープに生息する草花や生きものたちの様子を、季節ごとに動画や写真とともに紹介します。以下のビオトープだよりのリンクからご覧ください。

ビオトープだより

アドバンテストのビオトープにはさまざまな生きものが集まっています。ここではビオトープにすむさまざまな動植物を、動画や写真とともにご紹介しています。

アドバンテスト ビオトープ

ビオトープの冬~ 葉を落とした樹木たち (2024. 2. 22)

秋に美しく紅葉する落葉樹は、冬になるとすっかり葉を落とし幹や枝があらわになります。
人の姿が千差万別であるように、木々の姿も皆違います。冬のビオトープで見られる、特徴のある樹皮を持つ落葉樹を紹介します。

葉を落とした落葉樹
トウカエデ

成長すると10~20mくらいになる高木です。
樹皮は灰褐色で若木ではなめらかですが、成長するにつれ縦に大きく剥がれていきます。
大気汚染にも強い木と言われ、街路樹としてもよく植えられます。

トウカエデ全体
トウカエデの樹皮
クヌギ

高さ15mほどになる高木です。樹皮が黒っぽくゴツゴツしていて、不規則に縦に割れ目が入っています。
火持ちがよいので、昔から薪や炭の材料としてよく使われてきました。
また、クヌギの幹から染み出る樹液を求めて、カブトムシなどの昆虫が好んで集まります。

クヌギ全体
クヌギの樹皮
サルスベリ

和名「サルスベリ」は、木登りが得意なサルでさえ滑り落ちるほど、幹がツルツルしていることに由来します。
樹皮は赤褐色で非常に滑らかで、幹や枝は左右にくねって伸びます。成長すると10mほどになる木もあります。

サルスベリ全体
サルスベリの樹皮
ニシキギ

高さが1~3mになる低木です。樹皮は灰褐色で縦に浅い筋模様があり、枝に薄い板のような翼があるのが特徴です。
和名「ニシキギ」は、秋に赤く紅葉する様子が錦のように美しいことが由来とされていますが、葉が落ちた冬は、枝の翼が目立ちます。

ニシキギ全体
ニシキギの樹皮と枝
ニシキギの枝
板のような翼が付いています。
モミジ

秋に美しい紅葉を見せるモミジも、冬になるとすっかり葉を落としてこんな姿になります。モミジの若木は樹皮が緑色で滑らかですが、成木になると淡い灰褐色となり縦に浅い割れ目が入ります。モミジは半日陰の環境に生育していることが多く、高さは5~10mほどになります。

モミジ全体(成木)
モミジ全体(若木)
モミジの樹皮(成木)
モミジの樹皮(若木)

下記「ビオトープだよりアーカイブ」より、ビオトープの動画もご覧いただけます。

ビオトープ研究論文

ビオトープ研究論文をこちら(群馬大学社会情報学部環境科学研究室)でご覧いただけます。リンク先は社外のサイトです。
弊社ビオトープを含む群馬県内の複数のビオトープおよび周辺を対象に行った研究の論文です。弊社との共同研究の成果が含まれています。

ビオトープだよりアーカイブ

ビオトープ概要

左右にスワイプ可能です
所在地 群馬県邑楽郡明和町大輪336-1 群馬R&Dセンタ敷地内
面 積 17,000m2 (100m × 170m)
植 物
高木
クヌギ、コナラ、カシなど約30種類
中木
ヤブツバキ、ネズミモチなど約5種類
低木
ヤマツツジ、アオキなど約15種類
水生植物
ヨシ、ガマ、セリ、ショウブなど約10種類
景観
池、せせらぎ、エコトーン*、草原、樹林で構成
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    エコトーン:水辺、草地、樹林など、異なる環境の境界にある環境の推移帯

ビオトープ草花図鑑

ビオトープで観察された、四季折々の草花158種を一冊にまとめました(2016年3月第2版発行)。
これらの草花の多くは、今もビオトープを彩ります。

ビオトープ装置

ビオトープ内には、さまざまな種類の生き物が生息できるよう、伐採木や石などを積み上げたビオトープ装置を各所に設置し、利用状況を把握しています。

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    ビオトープ装置:伐採木や石などを積み上げたもの

枯枝落葉のビオトープ装置

枯枝や落葉をためる装置。表面は乾燥していますが、中が湿潤しているため、爬虫類や昆虫類などの生息場所や産卵場所として利用されます。

確認された生き物
ヘビ類(卵)、カナヘビ、コクワガタ(幼虫)、アカシマサシガメ、ナナホシテントウ(越冬)、など

伐採竹ビオトープ装置

伐採竹の束を地表と地上に設置。竹の中や竹の束の隙間などで昆虫類が生息しています。

確認された生き物
コクロアナバチ、オオフタオビドロバチ、ヒゲジロハサミムシ、など

石積みビオトープ装置

大・小の石を積み上げた装置。石の下や石の隙間に、昆虫類が生息しています。

確認された生き物
エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、ヨツボシゴミムシ、など

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