業績予想

2024年7月31日発表
(億円)

FY2023 FY2024 (参考)新旧予想比較
実績 上期予想 下期予想 通期予想 前年度比 4月時点
FY2024予想
修正額
1Q実績 2Q予想 増減額 増減率
売上高*1 4,865 1,387 1,533 2,920 3,080 6,000 +1,135 +23.3% 5,250 +750
営業利益 816 313 357 670 710 1,380 +564 +69.1% 900 +480
営業利益率 16.8% 22.6% 23.3% 22.9% 23.1% 23.0% +6.2pts 17.1% +5.9pts
税引前利益 782 319 356 675 710 1,385 +603 +77.2% 890 +495
当期利益 623 239 267 506 544 1,050 +427 +68.6% 670 +380
当期利益率 12.8% 17.2% 17.4% 17.3% 17.7% 17.5% +4.7pts 12.8% +4.7pts
研究開発費 655 173 177 350 350 700 +45 +6.9% 670 +30
設備投資 208 44 64 108 112 220 +12 +5.8% 220 -
減価償却費 261 71 68 139 131 270 +9 +3.4% 270 -
為替レート*2 1米ドル 143円 153円 140円 147円 140円 143円 - 140円 3円 円安
1ユーロ 155円 165円 155円 160円 155円 158円 3円 円安 155円 3円 円安
  1. 合計にはセグメント間の内部取引の消去分が含まれます
  2. 為替レート変動がFY2024の営業利益に与える影響の最新見通しは、対米ドルが1円安時+9億円です。対ユーロは-3億円です

今後の当社グループを取り巻く事業環境を展望しますと、暦年2024年は半導体需給の改善が期待されるとともに、生成AI関連の投資の活発化から、半導体市場は成長軌道に回帰することが予想されます。半導体試験装置市場においても、生成AIに向けた半導体の需要の高まりに連動して、関連する半導体試験装置需要の顕著な増加が見込まれます。具体的には高性能DRAMに向けた旺盛な試験装置需要に加え、SoC半導体用試験装置においても複雑性の増加がテスト需要を想定よりも急峻なペースで引き上げています。その一方で、自動車や産業機器に向けた試験装置の需要回復には時間を要すると見込みます。全体としては、暦年2024年の半導体試験装置市場は従前の見通しよりも強い需要の伸びを予想します。

これらの見通しおよび当第1四半期連結累計期間の業績進捗を踏まえ、当連結会計年度の通期連結業績予想を次のとおりに修正します。売上高は2024年4月時点の5,250億円から6,000億円へ、営業利益は900億円から1,380億円へ、税引前利益は890億円から1,385億円へ、当期利益は670億円から1,050億円へ、それぞれ上方修正します。予想の前提とした当連結会計年度第2四半期以降の9か月間の為替レートは、米ドルが140円、ユーロが155円です。なお、米国および同盟国による半導体製造装置の対中輸出規制に関し、現行法令において当連結会計年度の業績に対する直接的な影響は限定的と考えておりますが、引き続き今後の状況を注視してまいります。

中長期的には、半導体市場の拡大に加えて半導体の複雑性への対応が業界における構造課題となる中で、当社グループの事業機会は拡大するものと考えています。そうした環境下、当社グループは当連結会計年度を初年度とする第3期中期経営計画で掲げた施策を推し進め、中長期的なステークホルダーへの提供価値拡大に取り組んでまいります。

ExcelPDF