株式会社アドバンテスト（本社：東京都千代田区 社長：吉田芳明、以下「当社」）は、通信テスト・ソリューションを提供するフランスのAmarisoft社とのコラボレーションにより、Amarisoft社のAMARI Callbox 4G/5Gテスト・シリーズのユーザーが、当社のワイヤレス通信用デバイス向けのテスト・プラットフォーム「Micro Line Test」（MLT）のテスト管理ソフトウェアを利用できるようになったことを発表しました。
Amarisoft社のユーザーは、既存のAMARIハードウェアを経由し、当社の操作性に優れたユーザー・インタフェース（UI）や大手通信事業者との連携により開発された事業者認定のテスト・プランにアクセスすることができます。
今回の提携により、当社のワイヤレス通信用デバイス向けのテスト・ソフトウェアを、MLTユーザーだけでなく、Amarisofts社のエコシステムでもご利用いただけるようになります。
また、テスト・ケースのスクリプト作成を当社のエンジニアリング・チームに委託することで、AMARI Callboxのユーザーは、自社が所有するテスト・エンジンを活用して自動テストをシームレスに実行することができます。さらに当社は、通信事業者によって検証済みのテスト・プランを同じテスト・エンジン上で提供し、包括的なテスト体験を提供します。
アドバンテストのマイクロ・ライン・テスター（MLT）は、多様なテストをサポートする３つのモードを備えています。インタラクティブ・モードは、キーデバイスの機能やネットワークの速やかなトラブルシューティングを可能にする仮想パネルを提供します。デベロッパー・モードは、Python言語でデバイス・テスト用のスクリプトを記述するためのAPIを提供します。コンフォーマンス・モードは、通信事業者の認定を得るためのテスト・プランを提供します。それぞれの詳細は以下の当社ウェブサイトをご覧ください。
https://www.advantest.com/products/related-products/device-certification-test-systems/test-management-software.html
AMARI Callboxシステムは、eNB/gNBおよびEPC/5GCとして3GPPスタンダードに沿って動作するよう設計されており、5G、RedCap、LTE、LTE-M、NB-IoTデバイスの機能およびパフォーマンスをテストを行うことができます。また、Mini、Classic、Advanced、Ultimate、Extremeの5つのバージョンをご利用いただけます。
今回の協業により、業界でも実績のあるアドバンテストのテスト管理ソフトウェアをAmarisoft社の顧客にも提供することができます。ユーザーは、通信事業者が承認済の優れた機能を持つテスト・プランを、手軽に実装できるようになります。目的に沿ったデバイス・テストが可能となり、AMARI Callboxシステムの最高のパフォーマンスを引き出すことができます。
Amarisoftのコスト効率に優れたネットワーク・テスト・システムは、無線機器OEM、チップセット・モジュール・メーカー、教育機関、テストラボ、無線関連の研究機関など、幅広いユーザーのニーズに対応しています。当社のポータブル・ソフトウェアと、AMARI Callboxシリーズとの組み合わせは理想的であり、ユーザーは最小限の労力かつ低コストでご利用いただけます。
当社のテスト用ソフトウェアとAMARI Callboxのセットは、現在複数のパートナー企業において試験導入されています。
アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安全・安心・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com)をご参照ください。
※ 本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過、または、さまざまな事象により予告無く変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
詳細は、アドバンテスト個人情報保護方針をご覧ください。
ポスト
シェア