業績予想

2023年1月31日発表 (億円)
  FY21 FY22
  実績 1Q実績 2Q実績 3Q実績 4Q予想 通期予想 前年度比
増減額 増減率
売上高(*1) 4,169 1,359 1,389 1,380 1,372 5,500 +1,331 +31.9%
営業利益 1,147 448 431 412 409 1,700 +553 +48.2%
営業利益率 27.5% 32.9% 31.1% 29.9% 29.8% 30.9% +3.4pts  
税引前利益 1,163 484 468 377 411 1,740 +577 +49.6%
当期利益 873 365 347 286 302 1,300 +427 +48.9%
当期利益率 20.9% 26.8% 25.0% 20.8% 22.0% 23.6% +2.7pts  
 
研究開発費 484 133 148 158 161 600 +116 +24.0%
設備投資 180 44 53 71 52 220 +40 +22.2%
減価償却費 150 49 50 54 57 210 +60 +40.0%
 
為替レート(*2) 1米ドル 112円 124円 135円 144円 130円 134円 22円 円安
1ユーロ 130円 134円 139円 144円 140円 139円 9円 円安

(*1):合計にはセグメント間の内部取引の消去分が含まれます
(*2):為替レート変動が今年度の営業利益に与える影響の最新見通しは、対米ドルが1円安時+13億円です。対ユーロは-2億円です

今後の当社を取り巻く市場環境を展望しますと、短期的にはインフレ進行や金利上昇などによる世界経済の景気後退リスクの増大に加え、米国による対中輸出規制強化など地政学的リスクの拡大懸念、急激な為替変動など、事業環境の先行き不透明感がさらに高まっています。半導体市場における在庫調整や生産調整、顧客の投資計画見直しには十分に注意を払う必要があります。

しかしながら、半導体は社会のデジタル・トランスフォーメーションやグリーン・トランスフォーメーションを支えるインフラストラクチャーとして、さらに高い機能や信頼性を求められ、中長期的には半導体市場の成長は揺るぎないものと考えます。メタバースなどのデジタル革命を体現するアプリケーションが拡大し、カーボンニュートラル対応の社会的要求の高まりを背景に、エネルギー効率改善を実現する半導体技術の重要度も増しています。顧客においても一部で投資計画見直しが行われる中、次世代デバイスの開発や将来をにらんでの戦略的投資が選択的に継続されています。「安全・安心・心地よい」環境・社会を支える半導体を世の中に提供するための半導体試験装置の需要も半導体市場の成長と軌を一にして成長していくものと予想します。

半導体市場は調整のさなかですが、高水準の受注残高を考慮し、当連結会計年度の通期連結業績予想は、売上高5,500億円、営業利益1,700億円、税引前利益1,740億円、当期利益1,300億円と2022年10月に公表した予想を据え置きます。また第4四半期業績予想の為替前提も、米ドルが130円、ユーロが140円と同様に据え置きます。

新型コロナウイルス感染症やウクライナ情勢に関して、当第3四半期連結累計期間の当社業績に対する直接的な影響は軽微だったと認識していますが、上述のとおり当社を取り巻く事業環境は不確実性を増しています。部材調達の安定化を図るとともに、外部環境の変化に十分に注意を払い機敏かつ柔軟に対応してまいります。