業績予想
FY21 | FY22 | ||||||||
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実績 | 1Q実績 | 2Q実績 | 3Q実績 | 4Q予想 | 通期予想 | 前年度比 | |||
増減額 | 増減率 | ||||||||
売上高(*1) | 4,169 | 1,359 | 1,389 | 1,380 | 1,372 | 5,500 | +1,331 | +31.9% | |
営業利益 | 1,147 | 448 | 431 | 412 | 409 | 1,700 | +553 | +48.2% | |
営業利益率 | 27.5% | 32.9% | 31.1% | 29.9% | 29.8% | 30.9% | +3.4pts | ||
税引前利益 | 1,163 | 484 | 468 | 377 | 411 | 1,740 | +577 | +49.6% | |
当期利益 | 873 | 365 | 347 | 286 | 302 | 1,300 | +427 | +48.9% | |
当期利益率 | 20.9% | 26.8% | 25.0% | 20.8% | 22.0% | 23.6% | +2.7pts | ||
研究開発費 | 484 | 133 | 148 | 158 | 161 | 600 | +116 | +24.0% | |
設備投資 | 180 | 44 | 53 | 71 | 52 | 220 | +40 | +22.2% | |
減価償却費 | 150 | 49 | 50 | 54 | 57 | 210 | +60 | +40.0% | |
為替レート(*2) | 1米ドル | 112円 | 124円 | 135円 | 144円 | 130円 | 134円 | 22円 円安 | |
1ユーロ | 130円 | 134円 | 139円 | 144円 | 140円 | 139円 | 9円 円安 |
(*1):合計にはセグメント間の内部取引の消去分が含まれます
(*2):為替レート変動が今年度の営業利益に与える影響の最新見通しは、対米ドルが1円安時+13億円です。対ユーロは-2億円です
今後の当社を取り巻く市場環境を展望しますと、短期的にはインフレ進行や金利上昇などによる世界経済の景気後退リスクの増大に加え、米国による対中輸出規制強化など地政学的リスクの拡大懸念、急激な為替変動など、事業環境の先行き不透明感がさらに高まっています。半導体市場における在庫調整や生産調整、顧客の投資計画見直しには十分に注意を払う必要があります。
しかしながら、半導体は社会のデジタル・トランスフォーメーションやグリーン・トランスフォーメーションを支えるインフラストラクチャーとして、さらに高い機能や信頼性を求められ、中長期的には半導体市場の成長は揺るぎないものと考えます。メタバースなどのデジタル革命を体現するアプリケーションが拡大し、カーボンニュートラル対応の社会的要求の高まりを背景に、エネルギー効率改善を実現する半導体技術の重要度も増しています。顧客においても一部で投資計画見直しが行われる中、次世代デバイスの開発や将来をにらんでの戦略的投資が選択的に継続されています。「安全・安心・心地よい」環境・社会を支える半導体を世の中に提供するための半導体試験装置の需要も半導体市場の成長と軌を一にして成長していくものと予想します。
半導体市場は調整のさなかですが、高水準の受注残高を考慮し、当連結会計年度の通期連結業績予想は、売上高5,500億円、営業利益1,700億円、税引前利益1,740億円、当期利益1,300億円と2022年10月に公表した予想を据え置きます。また第4四半期業績予想の為替前提も、米ドルが130円、ユーロが140円と同様に据え置きます。
新型コロナウイルス感染症やウクライナ情勢に関して、当第3四半期連結累計期間の当社業績に対する直接的な影響は軽微だったと認識していますが、上述のとおり当社を取り巻く事業環境は不確実性を増しています。部材調達の安定化を図るとともに、外部環境の変化に十分に注意を払い機敏かつ柔軟に対応してまいります。