コードが消えた 。小さなボディのフレキシブルな無線温度ロガー「AirLogger™」に米国対応製品登場

2016/01/18 製品情報

作業効率が圧倒的に向上

株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:黒江 真一郎)は、自動車産業を始めとする様々な産業の研究開発から生産に至るまでの現場で、温度評価用として好評な無線温度ロガー「AirLogger™ 」の米国対応製品「AirLogger™ WM1000」を発表しました。

AirLogger™ シリーズは、熱電対式のデータ処理部を搭載した温度測定ユニットから、無線通信を利用して測定データを直接パソコンへ表示/保存する画期的なワイヤレスの温度ロガーで、複数ポイントの測定や、従来測定が困難であったタイヤ等の回転体やその他の動体、広域での測定まで、多くのフィールドで活躍します。2014年秋の発表以来、「熱電対のセッティング時間が1/5になった」「今まで測定できなかった回転中のタイヤやブレーキの温度測定が可能になった」等、市場から多くの喜びと感動の声をいただいております。

そしてこのたび、日本国内仕様の「WM1010」に続き、米国対応製品として「AirLogger™ WM1000」をリリースしました。配線作業の煩わしさから解放されることにより、お客様の作業効率を飛躍的に向上させる製品が、米国でもご利用いただけるようになります。参考:定価15万円(最小構成)より

開発の背景

自動車産業をはじめとする様々なものつくりの現場や研究開発の場において、一般的に行われている温度測定や温度評価では、温度測定部とデータ処理部がケーブル接続されているデータロガーを使用することがほとんどです。そのため測定作業の準備から測定、後片付けまでの作業が煩雑で工数がかかっており、効率アップが求められてきました。

また、近年は測定対象物のダウンサイジングや高密度実装化が進み、温度測定部の小型化、多数の温度測定ポイントの同時測定処理などのニーズも増えています。
当社のAirLogger™ シリーズは、これらの問題を一挙に解決する製品です。

製品の特長

  • 小型化、ケーブルレス化で、作業効率を飛躍的に向上
    給電にはボタン電池、データ通信には無線を利用し、温度測定ユニットの小型化と完全ケーブルレス化(独立化)を実現しました。
    これにより、作業効率を飛躍的に向上させます。また、従来測定が困難であった回転体や動体、広域の温度も容易に測定できます。
  • 最大100ポイントの温度を同時測定。リアルタイムにデータ処理
    複数の測定ポイントの温度を無線通信でリアルタイムにデータ処理し、最大100ポイントの同時測定が可能です。

製品の主な仕様

温度測定性能 -200℃ ~ +1300℃ (Kタイプ)
測定間隔 100ミリ秒 ~ 10分間隔
温度測定ユニット  
  耐熱 -15℃ ~ +70℃
サイズ 35 (W) × 35 (D) × 14.5 (H) mm
同時接続数 最大100ch
給電 ボタン電池 (CR2032タイプ)
耐振動性 JIS_D1601_1種_C種 相当
耐防塵/防水性 IP54 相当
データ表示 Windows PC (Windows7、Windows8/8.1に対応)
対応熱電対 Kタイプ、Tタイプ、Jタイプ
通信周波数 2.4GHz 無線通信
使用可能地域 日本、米国

本件に関するお問い合わせ先

新企画商品開発室
メールアドレス: info_wm@advantest.com
TEL: 0480-72-6300

本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過またはさまざまな事象により予告無く変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。