SSDテスト・システムの新製品「MPT3000HVM」を発表

2016/08/08 製品情報

低コストでクライアントSSDの量産試験にターゲット市場を拡大

株式会社アドバンテスト (本社:東京都千代田区 社長:黒江真一郎) は、SSDテスト・システムの新製品「MPT3000HVM」を発表しました。高密度実装のモジュールを採用することで、当社従来製品比で低コストと省スペースを実現しました。また、同測数に応じてスケーラブルにシステム構成を選択でき、SSD市場の多様化に対応します。エンタープライズSSDとクライアントSSD両方の量産試験にご利用いただけるテスト・システムです。

SSDの出荷量は2019年には3億個に達すると予測されています(ガートナー社調べ)。市場ではさまざまな品種に対応可能な、スケーラブルかつコストの低いテスト・ソリューションが求められています。「MPT3000HVM」は従来の「MPT3000」シリーズ製品と同様に、一台でSAS 12G、SATA 6G、 PCIe+NVMe、PCIe+AHCIなどSSDの主要なプロトコルを全てカバーします。また、交換可能なインターフェースボードを用いることで、U.2、M.2、AICといったさまざまな形状にも対応し、DUT (Device Under Test)の品種交換も数分で行えます。DUT ごとに完全に独立した試験機能と、当社独自のハードウエア・アクセラレータを備えた、量産試験向けの理想的なテスト・ソリューションです。また、より多くの電力が必要となってきている高機能SSD向けに、MPT3000HVMは25Wまでの電力と温度制御に対応しています。

「MPT3000」プラットフォームのOS(オペレーティング・システム)である「StylusTM」は操作性に優れ、開発用と量産用両方にご利用いただけます。「StylusTM」のユーザ・インタフェース「SLATETM」は、量産環境における非同期同時測定に最適化されています。「StylusTM」には、テスト手法に関するライブラリとデバッグ機能が備わり、テストに習熟していないユーザでも簡単にテストフローを構築できます。テスト上級者は、C/C+言語と種類豊富なAPIを用いて、所望のテスト手法を構築ならびに改良可能です。

本製品はすでに複数のお客様に出荷を開始しております。

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