テスト・システム「V93000」累計5000台目を出荷

2017/06/14 製品情報

パワーIC、ミクスドシグナルICテスト市場でも普及が進む

株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田芳明)は、この度、累計5,000台目となるテスト・システム「V93000」を、米国Integrated Device Technology, Inc.(以下IDT社)に出荷しました。「V93000」とともに、アナログ/パワーデバイス向けモジュール「AVI64」や、デジタル・モジュール「Pin Scale 1600」、電源モジュール「DPS128」もセットで出荷しています。

IDT社のVice President of Product and Test Engineeringである Scott Martin氏は、「当初は超高性能かつ高速デバイスのテスト用に『V93000』を導入しましたが、今では幅広い品種を扱う当社のテスト・プラットフォームとして活用し、テスト環境の最適化とコストダウンを実現しています」と述べています。

モジュールラインアップに「AVI64」が加わり、「V93000」はアナログIC、ミクスドシグナルICの大手企業各社で導入が進んでいます。次世代のパワーIC、アナログICを低コストで効率的にテストし、顧客の新製品の速やかな市場デリバリをサポートします。「AVI64」はフレキシビリティとスケーラビリティに優れ、生産設備の使用効率向上、工程の柔軟な運用そしてテスト・コスト削減を可能にします。64チャンネルのアナログピンには、高精度DC電源および測定機能、パルス・モード、AWG(任意波形発生器)とデジタイザ、高電圧デジタルI/OとTMU(時間測定ユニット)などの機能を、用途に合わせて自由に設定できます。これまでの半導体試験装置は、わずかなピン数のモジュールを何種類も使用する必要があり、マルチサイト・テストの性能に限界がありましたが、「AVI64」は同時測定個数の倍増と、ロードボード上のリレーの削減による、テストタイムおよびコストの従来製品比半減を実現しました。

  • テスト・システム「V93000」

IDT社について

IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステム・レベル・ソリューションを開発しています。RF、高機能タイミング、メモリ・インタフェース、リアルタイム・インターコネクト、光インターコネクト、ワイヤレス給電、スマートセンサーの分野で市場をけん引する同社の製品は、通信、コンピュータ、民生用電子機器、車載、産業用途向けに広範囲なミクスド・シグナル・ソリューションを提供しています。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、世界各地に設計、製造、販売拠点があります。詳細はwww.IDT.comをご参照ください。


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