V93000 Wave Scale RFがAIoTデバイスの量産テストに採用

2019/03/12 トピックス

株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田 芳明)のテスト・システム「V93000 Wave Scale™ RF」は、この度、中国における最初のAIoT (Artificial Intelligence of Things)デバイスの量産向けテスト・システムに採用されました。テスト・システムは、上海のファブレス企業Bestechnic(恒玄科技(上海)有限公司)が設計し、中国の大手ファウンドリー企業JCET(江蘇長電科技股份有限公司)が製造するBluetooth オーディオSoCチップの評価に用いられます。JCETでは、AIoTデバイスの量産拡大や、来るべき5G時代の技術対応のため、今後V93000 Wave Scale™ RFの増設を予定しています。

V93000 Wave Scale™ RFは、AIoTデバイスや5Gデバイス向けに、高精度かつ幅広いテスト・ソリューションを提供します。「Wave Scale MX」モジュール、コンパクトな「A-Class」テストヘッド、最新世代のシステム・ソフトウエア「SmarTest 8」により、RFIC、ミクスドシグナルICのテスト効率を大きく改善します。高いテスト・スループットは、新たなデバイスのテストコストとTime To Marketを圧縮します。

Bestechnicテスト・マネージャーのHuang XinHua氏は、「アドバンテストとの長年のパートナーシップを通じて、AIoTデバイスの量産試験に求められる低コストかつ高性能なテスト・ソリューションは、V93000 Wave Scale™ RFをおいて他にないことを確信しています。SmarTest 8システム・ソフトウエアにより工期も大きく削減でき、私たちの新製品プロジェクトは順調に進んでいます。」と述べました。JCET ICビジネスユニット ゼネラル・マネージャーのLi QuanBing氏は、「V93000 Wave Scale™ RFはBestechnicの全製品に加え、AIoTデバイス、フロントエンド・モジュール、RFパワーアンプ、5Gデバイス各社のテスト・プラットフォームとして広く利用いただいています。」と述べました。

当社は、JCETおよびBestechnicとの長年のパートナーシップを誇りに思うとともに、これからも最先端のテスト・ソリューションをお届けできるよう努めてまいります。

Bestechnicについて

Bestechnicは、RF /オーディオ/ PMU、オーディオ/音声信号処理、BT / WiFiモデムおよびプロトコル、低電力SoC、およびソフトウェアアーキテクチャに関する技術を持つファブレス企業です。スマートワイヤレス(BT / WiFi)オーディオ、音声アシスタント、ヒアラブルデバイス用の高集積、低電力、および高性能SoCの開発に注力しています。

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