小さなボディのフレキシブルな無線データロガー「AirLogger™」に待望の「3ch動ひずみ測定ユニット」登場

株式会社アドバンテスト(本社：東京都千代田区　社長：吉田芳明)は、無線データロガー「AirLogger™ WM2000」シリーズの新製品として、「3ch動ひずみ測定ユニット」の販売を開始します。この新製品は、従来品の「温度/電圧測定ユニット」「ひずみ測定ユニット」に加え、動ひずみやロードセルの計測に対応するものです。

「AirLogger™」は、小型の測定ユニットから、USB型のPC通信ユニットへ無線通信で測定データを送信し、パソコンに表示／保存する無線データロガーです。従来困難であった、タイヤ等の回転体や動体の測定にも対応。また、大小さまざまな空間や、遮閉空間など、さまざまなフィールドで活躍しています。

新製品「3ch動ひずみ測定ユニット」は、動ひずみ測定で最大周波数10kHzの高速サンプリングと最大75ポイントのリアルタイム同時計測を可能にしました（静ひずみは最大300ポイント）。高密度実装技術により、小型の測定ユニット内に3ch分の高性能アンプと高精度ブリッジを搭載し、設置の省スペース化、作業の効率化を可能にします。また、「動ひずみ／静ひずみ」のほか、ひずみ式ロードセルを使用した「荷重」測定、ひずみ式変換器を使用した「圧力」「振動」「加速度」の測定等にも対応します。さらに、従来品の測定ユニットで取得したデータも、一つのPC通信ユニットで同時に受信できるため「温度」「電圧」「湿度」「照度」「圧力」「風速」等とのマルチユニット計測を実現し、お客様の用途に合わせたフレキシブルな組合せの計測にも最大の利便性を発揮します。

なお、「AirLogger™ WM2000」シリーズの全ラインアップを、5月22日からパシフィコ横浜で開催される『人とくるまのテクノロジー展2019横浜』に出展いたします。配線作業の煩わしさからの解放に加え、複数ポイント同時測定、各種計測同期モニタリングにより、お客様の作業効率を飛躍的に向上させる本製品を、是非現地でお手に取ってご覧ください。

自動車産業をはじめとするさまざまなものづくりの現場や研究開発の場において、一般的に使われているデータロガーは、測定部とデータ処理部がケーブル接続されているものがほとんどです。そのため、測定の準備から測定、後片付けまでの作業が煩雑で工数を要し、効率化が求められてきました。また、測定対象物のダウンサイジングや高密度実装化が進み、測定部の小型化、多数ポイントの同時測定処理など、ニーズも多様になってきています。2017年に発売した「AirLogger™ WM2000」シリーズの「温度/電圧」「ひずみ」の測定ユニットは多くのお客様に好評でしたが、未対応だった高速サンプリングの動ひずみ測定に対する要望も大きく、多チャンネル動ひずみ測定ユニットの開発にいたりました。

製品についての詳しい情報は、弊社ウェブサイトをご覧ください。
https://airlogger.advantest.com/ja/products/wm2000