SSDテスト・システムの新製品「MPT3000ARC」を発売

2019/07/24 製品情報

幅広い温度試験能力で車載用・産業用SSDにも対応

株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田 芳明)は、SSDテスト・システムMPT3000シリーズの新製品「MPT3000ARC」を発売しました。スマートカーやウェアラブル機器など、インターネットに接続するさまざまなアプリケーションへ用途が急拡大しているSSDに対応して、広範囲な温度試験を可能にします。

厳しい温度環境下で用いられるSSDデバイスの増加とともに、その動作を検証するテストへのニーズも高まっています。MPT3000ARCは、SSD試験で高い実績を誇るMPT3000シリーズと同じアーキテクチャ、ソフトウェア、 PCIe Gen4プロトコル対応などに加え、自動車や産業機器分野での標準的な温度試験規格にも適合しています。

MPT3000ARCは、カスタマイズおよび交換可能なインタフェースボードを採用し、40mm M.2からEDSFFに至るまで、SSDのさまざまなサイズや形状に対応します。インタフェースボードは簡単に交換することができ、MPT3000ARC一台で手軽にさまざまなSSD製品をテストできます。

MPT3000ARCは他のMPT3000シリーズ製品と同様に、「Tester per DUT」アーキテクチャとハードウェアアクセラレーションを採用し、優れたテスト効率とテスト性能を提供します。温度範囲を拡大したチャンバーは、信頼性実証試験(RDT)に最適です。当チャンバーは人間工学や自動試験化を考慮して設計されており、量産試験でも優れたユーザビリティを発揮します。

MPT3000ARCは、研究開発向けの「MPT3000ES2」、信頼性試験用の「MPT3000EV2」、および量産試験用の「MPT3000HVM2」と同じサイトモジュールと電源モジュールを備えています。設計から生産までのSSD試験をカバーし、PCIe Gen4を含む次世代ストレージデバイスの開発リスクを削減します。

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