TCFDへの賛同を表明

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CO2排出量削減の長期目標を設定 、再生可能エネルギーを導入

株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田芳明)は、このたび、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)※1」の提言への賛同を表明しました。当社では、気候変動が事業に及ぼすリスクと機会を、戦略・リスク管理・ガバナンスなどの観点から分析し、積極的な対策をグローバルに展開するとともに、TCFDの提言に基づく情報開示の強化を進め、当社グループの持続的成長と企業価値の向上、持続可能な社会の実現に繋げていきます。

アドバンテストグループでは、「The ADVANTEST Way」のもと、ESG経営の推進と持続可能な社会の実現への取組みを掲げています。地球温暖化対策では、「気候変動の緩和と脱炭素社会の実現」およびRE100※2を視野に入れた、気候変動対策の長期目標(CO2排出量削減)を設定しました。

新たに設定した長期目標では、2018年のグローバルCO2排出量(Scope 1+2 : 37,380 t-CO2)を基準とし、2030年度末までにCO2排出量の30%削減と、群馬工場でのRE100達成に向けて、再生可能エネルギーの導入を進めます。また、最終的なゴールは、「2050年度末までにCO2排出量を100%削減、グローバルでRE100を達成する」ことを目指します。

当社は2012年から米国子会社にて、再生可能エネルギーを活用してきました※3。2020年4月からは新たに、群馬工場、群馬R&Dセンタ、埼玉R&Dセンタの3事業所で、使用する電力量の30%相当をCO2排出のない水力発電所の電力のみで供給する「アクアプレミアム※4」を導入します。これにより、年間約 3,700 t-CO2を削減します。

今後、当社は地域ごとの調達性を考慮しつつ、各国の事業拠点で再生可能エネルギー導入を拡大します。また、半導体サプライチェーン全体でのCO2削減に貢献するため、2030年までに群馬工場で半導体試験装置の生産に使用する電力を、再生可能エネルギー100%を目標に転換を進めてまいります。

  • ※1
    「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」
    国際機関である金融安定理事会(FSB) によって2015年12月に設立されたタスクフォース。2017年6月の最終報告書では、企業等に対し、気候変動関連リスク及び機会に関する項目について情報開示することを提言した。
  • ※2
    「RE100」
    事業で使用する電力の再生可能エネルギー100%化にコミットする企業の協働イニシアチブ
  • ※3
    事業所で使用する電力量の90%以上を風力発電によるグリーン電力証書を購入し、年間約 3,900 t-CO2を相殺
  • ※4
    「アクアプレミアム」
    東京電力エナジーパートナー株式会社が提供する、CO2を排出しない水力発電所の電気のみを供給する電力メニュー
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