群馬工場の電力を再エネ由来100%に切り替え

2021/04/08 サステナビリティ

株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田芳明)は、2021年4月より、主力工場である群馬工場(群馬県邑楽町)で使用する電力を全て、再生可能エネルギー由来の電力に切り替えます。

この再生可能エネルギーは、群馬県が保有する水力発電所を電源とする、CO2フリーかつ地産地消の電力です。電気料金の環境付加価値分(上乗せ分)は、群馬県による未来創生に関わる取り組みに活用されます。群馬工場での切り替え電力量は年間約1,280万kWhとなり、CO2排出量を年間約5,000 t-CO2削減できる見込みです。これは、スギの木約36万本が1年間で吸収するCO2に相当します。(スギの木は年間14kg/本のCO2を吸収:林野庁資料より)

当社はこれまで、米国、欧州の子会社で再生可能エネルギー100%を達成してきました。今回の電力切り替えにより、グループ全体の再生可能エネルギー導入率は、2019年の28%から、2021年度には44%に向上する見込みです。

「脱炭素社会」の実現のため、当社は2030年度までに再生可能エネルギー導入率を60%以上に引き上げることを目指しています。国内事業所では太陽光発電設備導入や再生可能エネルギーの導入拡大を推進するとともに、アジアでは地域ごとに再生可能エネルギーの調達性を考慮しつつ導入を進めます。さらに、サプライチェーンにおいてもCO2削減に向けて協働して取り組む予定です。

国内の再生可能エネルギー導入状況と計画

2020年4月~
群馬工場、群馬R&Dセンタ(群馬県明和町)、埼玉R&Dセンタ(埼玉県加須市)、の3事業所で再生可能エネルギーを30%導入開始
2021年4月~
群馬工場で再生可能エネルギーを100%導入し、RE100を達成
2021年度以降
群馬R&Dセンタに太陽光発電システムを設置予定

海外の再生可能エネルギー導入状況と計画

2012年~
米国子会社でグリーン電力証書の購入を開始し、RE100を達成
2019年~
欧州子会社でグリーン電力証書の購入を開始し、RE100を達成
2021年度計画
アジア子会社でグリーン電力証書の購入を開始予定

※ RE100(Renewable Energy 100%)
自社の事業活動で使用する電力の100%を再生可能エネルギー由来の電力にする取り組み

アドバンテストについて

アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安心・安全・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com)をご参照ください。

※ 本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過、または、さまざまな事象により予告無く変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。