高速スキャン・テストとソフトウエアベースのファンクション・テスト テスト生産性を飛躍的に高める2つの新技術を発表

2021/06/17 トピックス

テスト・システム「V93000」向けに2022年リリース予定

株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田 芳明)は、先端デバイスの高速シリアル・インタフェースを活用した、高速スキャン・テスト* およびソフトウエアベースのファンクション・テストの新技術を発表しました。現在技術検証に向けたパイロット・テストを進めており、2022年にテスト・システム「V93000」の新ソリューションに搭載される予定です。

* スキャン・テスト:テスト容易化手法(Design for Testability)の一つ。デバイス内にスキャン専用の回路を設けることで、簡単なテストパターンでデバイスを検証することができ、設計及び量産のテスト工程を効率化可能。

この画期的なアプローチにより、集積化とともに増加の一途をたどる先端デバイスのスキャン・テスト・データを、「V93000」でさらに高速かつ効率よく処理することができます。また、デバイスをブートアップしソフトウエアを実行することで、膨大な数にのぼるSoCデバイス内のコア間の複雑なやりとりや、外部ホストとの通信を含むシステム・レベル・タイプのファンクション・テストも可能になります 。さらに、テスト結果をEDAツールにシームレスにフィードバックし、従来手法でのテスト結果との相関をとることもできます。構造化テストのカバレッジを拡大し、従来の半導体試験とシステム・レベル・テストの補完関係を強化します。 ソフトウエアベースのファンクション・テストを量産環境に適用することで、前工程および後工程における潜在的不良を早期に発見することも可能です。

シノプシス社 Senior Vice president, Hardware Analytics and Test Group, Amit Sanghani氏コメント

今日の半導体設計はより複雑なものとなり、テスト・データの伝送量の限界に近づいています。高速テストのニーズを見据えて、業界で初めて機能性の高い、インタフェース・ベースの高伝送量ソリューション技術を、アドバンテスト社と共同で開発しました。これにより、顧客はテストカバレッジを維持しつつテスト時間を短縮することができ、ソフトウエアベースのファンクション・テストも可能になります。

アドバンテスト 常務執行役員 93000事業本部長 Juergen Serrer コメント

このソリューションは、シノプシス社や他のEDAベンダーとの協力のもと、設計から製造までのテスト・データを活用し、高度に複雑化した新デバイスの設計検証を製造のあらゆる段階で可能にします。顧客はテスト戦略の選択肢が広がり、当社はアプリケーション・プロセッサやMPU、AIデバイスといった高性能デジタルデバイスの世界的な成長市場のニーズに応えます。

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、業界で最も広範囲をカバーしたアプリケーション・セキュリティ・テスティング・ソリューションならびにサービスを提供しているS&P 500カンパニーである。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、よりセキュアでハイ・クオリティなコードを開発しているソフトウェア開発者に、革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。
詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。

アドバンテストについて

アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安心・安全・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com)をご参照ください。

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