新しい管理職候補育成・管理職登用制度を導入

2023/11/10 トピックス

株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田芳明、以下「当社」)は、このたび、新しい管理職候補育成・管理職登用制度であるMP-1(Management Program 1)を導入しました。

背景・狙い

当社グループの海外売上比率は9割を大きく超え、約6割の従業員が海外で勤務しています。VUCA(Volatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguity)とも言われるビジネス環境の変化に機敏に対応し、持続的に成長を実現し、経営理念「先端技術を先端で支える」を体現する企業であり続けるためには、「個人の力」と「組織の力」を両輪とした人的資本の総合力を高めることが不可欠です。そのため当社では、この両輪をつなぐ新しい人事制度への移行を進めており、社内公募制度(導入済)や職務に基づく等級、報酬、評価制度の管理職への導入(移行中)を実施するなど、グローバル経営への対応を図っています。

管理職への登用については、本部長推薦に基づく役員面接で行っていますが、新任管理職の平均年齢上昇や早期登用の難しさが課題でした。また、管理職を目指す従業員の育成メニューも十分とは言えず、グローバル人財の育成が急務でした。そこで、年齢、性別を問わずやる気と能力のある従業員に管理職にチャレンジする機会を提供するとともに、自律的なキャリア形成を促し、管理職として活躍できるよう育成を行い、当社グループの持続的成長に貢献できる人財輩出を目指します。

MP-1概要

  • 完全挙手制
    受講者は推薦ではなく、本人の挙手(応募)に基づき、選考の上、決定されます。
  • 多様な育成メニュー
    リーダーシップ、マネジメント、コーチング、語学、論文、グループ研修、役員面接など12の科目全てを履修し合格した者がMP-1修了者となります。
  • MP-1修了が管理職登用の条件に
    移行期間後は、新たに管理職となるには、MP-1を修了していることが条件となります。MP-1修了者は、管理職の空きポジションが生じた際に、社内公募または人事異動により管理職となります。
  • 若手にも管理職登用の可能性
    新卒入社の場合、入社4年目から応募が可能であり、20代で管理職に登用される可能性があります。

MP-1は2023年10月にスタートし、2025年からMP-1修了者の管理職登用が始まる予定で、当面は当社のみを対象とし、グループ会社は含みません。当社では引き続き、人的資本の総合力を高めていくため、より良い人事制度を目指してまいります。

アドバンテストについて

アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安全・安心・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com)をご参照ください。

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