RFデバイスの将来を見据えた100MHzから20GHzのカバレッジで
Wi-Fi 7やUWBなどの広帯域幅アプリケーションのテスト課題を解決
株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 代表取締役 Group CEO:Douglas Lefever、以下「当社」)は、SoCテスト・システム「V93000 EXA Scale™」用の新RFテスト・カード「Wave Scale RF20ex」(以下、RF20ex)を発表しました。
RF20exは、1枚のカードでほぼあらゆる種類のRFデバイスのテストが可能な、革新的な新製品です。1枚のカードあたりのRFポート数は従来製品の2倍、100MHzから20GHzの周波数範囲、業界トップクラスの2GHzの連続帯域幅を備え、5G、Wi-Fi 7、UWB*などRF分野における現在および将来のあらゆる規格に対応します。
半導体は高性能化・技術の融合・複雑化がますます進行しており、より広範で包括的なテスト・ソリューションが求められています。RF20exは、一枚のカードですべての標準的なRFアプリケーションに対応する、統合されたソリューションを提供します。UWBアプリケーションなど、変調帯域幅や周波数カバレッジの面でより厳しい要件が求められる新世代のデバイスに対して、より高度なマルチサイト・テストとテストコストの削減を実現します。
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*超広域帯(Ultra-Wide Band)
当社 執行役員 Ralf Stoffels (93000プロダクトユニット 統括部長) コメント:
「Wave Scale RF20ex」は、RFデバイスのテストに最高の運用効率を提供するために開発されました。この1枚のカードによって、多くのアプリケーション性能が向上すると同時に、RF市場全体に対応するシステムをよりシンプルに構成することができます。また、今後登場するWi-Fi 8や6G世代のデバイスにも対応できる機能も盛り込まれています。
Wave Scale RF20exの主な特長
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カードあたり64本の双方向ポート
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全ポート100MHz~20GHzの周波数帯に対応
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信号入力および測定での2GHzの連続帯域幅
Wave Scale RF20exはすでに複数の顧客サイトに導入されており、2024年12月から広く利用可能になる予定です。カードおよびV93000 EXA Scaleプラットフォームの詳細については、こちらをご覧ください。
アドバンテストについて
アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安全・安心・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com/ja/)をご参照ください。
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