TAS7500シリーズ テラヘルツ分光システム

TAS7500シリーズ

TAS7500シリーズは、テラヘルツ波 (*) 帯域で分光測定が可能な小型高速解析システムです。本システムは医薬品、ケミカル品、通信用材料などの非破壊解析を、テラヘルツ帯域に特有の操作、環境設定を行うことなしに、容易にかつ高速に行うことができます。
また、サンプリング検出の基本性能の高さを活かし、非破壊解析用途だけではなく、テラヘルツ波を応用する研究分野にご使用いただけます。

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    周波数約0.1~10THzの電磁波を指します

TAS7500シリーズ システム構成

テラヘルツ波の吸収が少ない資料の測定には透過モジュールを使用します。 膜構造を有する資料や密度の測定には反射モジュールを使用します。 テラヘルツ波の吸収が多い資料や粉黛の測定にはATRモジュールを使用します。 資料の偏光特性の解析には透過偏光解析モジュールを使用します。 ATRモジュールはTAS7500SPとSPL、透過偏光解析モジュールはTAS7500SPでのみご利用いただけます。
  • コンパクト卓上サイズに、業界最速(∗)の測定機能を搭載
  • 幅広い測定帯域で、多様なアプリケーションをカバーする分光解析
  • 液体、固体、粉体といったさまざまな剤型に対応した分光測定モジュール
  • 付属のドライエア・ユニットにより水蒸気の影響を受けずに測定可能
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    TAS7500SP/SL/SU : 8ms/scan

製品ラインアップと適応分野

左右にスワイプ可能です
分野 / 製品 SL
低周波分光
0.03 ~ 2 THz
SP
標準帯域分光
0.1 ~ 4 THz
SU
広帯域分光
0.5 ~ 7 THz
TS
TS 全帯域をカバー
0.03 ~ 7 THz
学術研究 基礎研究
– 物理、化学、医学、生理学
素材 – 5G・6G向け電子材料、絶縁体
– 電波吸収体
化学 – 液晶
– ポリマー、ゴム
– ガラス、他
食品 – 飲料、酒類、調味料
製薬 錠剤、固体医薬品、原薬
– 結晶、水和物
– 密度、硬度、引張強度
バイオ医薬

温度制御モジュール (※ 透過モジュールの追加オプション)

透過モジュールに追加することで、高温/低温の試料測定を行うことができます。
温度範囲は、-10 ~ +80°C (TAS1020) と、室温 ~ +300°C (TAS1030) の2タイプを用意しています。
ドライエアパージ機能で低温時の結露を防止します。

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