気候変動へのアプローチ

アドバンテストはThe Advantest Wayのもと、長期的な視点で「緩和策」と「適応策」の取り組みを継続し、重要な社会課題である気候変動に事業を通して貢献します。
TCFDに基づく気候変動関連の開示は、「ガバナンス」ページの「リスクマネジメント」から参照ください。

気候変動に関する国際的イニシアチブとアドバンテストの取り組み

機関名 アドバンテストの取り組み
TCFD
The Task Force on Climate-Related Financial Disclosures
IPCCの気温上昇シナリオに基づき、気候変動の影響による事業継続や新たな法規制などによる経営リスクと機会を分析し、TCFD提言に沿った情報の開示に取り組んでいます。
SBTi
Science-based Targets Initiative
パリ協定で採択された気温上昇抑制目標に対し、科学的な知見に基づくCO2削減目標を策定し、削減の実行に取り組んでいます。当社のGHG削減目標は、2021年11月にSBTiに認定されました。(Scope1,2:1.5°C、Scope3:2°C)
RE100
Renewable Energy 100%
事業運営およびサプライチェーンの上流下流で使用する電力を再生可能なエネルギーに移行する計画を策定し、取り組んでいます。
CDP
Carbon Disclosure Project
TCFD、SBTi、RE100など、気候変動リスクに関する取り組みについての積極的な情報開示に取り組んでいます。2020年よりランクアップし、2021年はA-ランクに格付けされました。そして、2022年2月には、「サプライヤー・エンゲージメント評価(SER)」において、最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定されました。
IPCC
Intergovernmental Panel on Climate Change
IPCCは、世界気象機関および国連環境計画により設立された政府間組織です。世界中の科学者の協力のもと、定期的に報告書を作成し、気候変動に関する最新の科学的知見の評価を提供しています。アドバンテストも、IPCCによって発表された評価報告書を参考に、物理リスク、移行リスクの分析を行っています。
パリ協定(COP21)
2015年に採択された、「地球の平均気温上昇を産業革命前の水準に比べて2℃より十分低い水準に抑え、1.5℃に抑制する努力をすること」を目標に掲げた国際的な枠組み。

業界団体を通じた取り組み

気候変動イニシアティブ

気候変動イニシアティブ(Japan Climate Initiative: JCI)は、1.5度目標の実現に向けて積極的に取り組みを進める日本の非政府アクターのネットワークです。
アドバンテストは、JCIが掲げる宣言「脱炭素化をめざす世界の最前線に日本から参加する」に賛同し、同イニシアティブに参加し、2050 年までの脱炭素化に向けた取り組みを進めています。
当社は、気候変動対策に自発的かつ積極的に取り組むとともに、気候変動対策に積極的に取り組む自治体、企業等と相互に支援することで、脱炭素化社会の実現に貢献していきます。

半導体気候関連コンソーシアム

半導体気候関連コンソーシアム(Semiconductor Climate Consortium: SCC)は、国際半導体製造装置材料協会(Semiconductor Equipment and Materials International: SEMI)が、半導体エコシステムからの温室効果ガス排出削減を加速するために設立したコンソーシアムです。
アドバンテストは、創設メンバーの一社としてSCCに参加し、メンバー企業と協働しながら、1.5℃目標達成に向けて気候変動対策を推進しています。