雇用と多様性

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雇用とサスティナビリティ目標

サスティナビリティ目標「雇用」へのアプローチ

企業活動の根幹は人財です。多様な人財を継続的に採用し、活躍できる企業となることが、企業価値を向上させる上でも重要な取組であると考えています。

担当部署 人事部
KPI 出産・育児休暇後の復職率
2019年度目標 100%
2019年度実績 100%
バウンダリー(対象範囲) 日本国内のアドバンテスト単体
関連する方針 アドバンテスト人事基本理念
関連するコミットメント 次世代育成支援対策推進法
責任部署・部門 人事部
関連する苦情処理制度 人権擁護委員会、人事苦情処理委員会
評価 仕事と家庭の両立支援制度を充実させる取り組みが、育児をしながらのスムーズな復職につながっていると考えます。

サスティナビリティ目標「多様性と機会均等」へのアプローチ

アドバンテストは、社員個々人の多様性を受容し、差別を排除し、一人ひとりが最大限に力を発揮し、いきいきと活躍できる職場であることが、社会からの信頼を得るためにも、かつ企業価値向上のためにも重要であると認識しています。

担当部署 人事部
KPI 女性社員比率
2019年度目標 女性採用の促進、女性管理職割合の着実な増加を目指します。
2019年度実績 19.6%
バウンダリー(対象範囲) 国内外全従業員(連結)
関連する方針 アドバンテスト人事基本理念
関連するコミットメント 女性活躍推進法
責任部署・部門 人事部
関連する苦情処理制度 人権擁護委員会
評価 微増ではありますが、女性社員比率は着実に増加しています。今後も女性採用の促進を継続していきます。

人事基本理念

アドバンテストは、会社の財産である社員を尊重し、公正に処遇します。また、社員の多様なライフスタイルと個々の成長を支援し、社員が会社とともに成長できるように心がけています。さらに、その大切な財産を守り、価値をより高めるために、2000年9月、「人事基本理念」を定め、公平性と納得性への配慮、人財開発の積極的支援など、さまざまな人事施策に取り組んでいます。

また、当社は国連グローバル・コンパクトの10原則、世界人権宣言およびビジネスと人権に関する指導原則を支持し、人権、労働の各原則に十分配慮しながら事業活動を行っています。

アドバンテスト人事基本理念

アドバンテストは、社員がかけがえのない経営資源(財産)であることに鑑み、人事に関する諸施策を貫く理念として以下を策定し、その実現に向け常に努力します。

  1. 成果重視

    チャレンジ精神の発揚により、困難を乗り越え革新的な成果を出した社員が評価され、正当に処遇される人事制度を推進します。

  2. 公平性と納得性への配慮

    あらゆる施策や制度が客観的に公平で、高い納得性が得られるよう、それにより最大、最適な効果が得られるよう常に配慮します。

  3. 人財開発の積極的支援

    たゆまぬ努力をもって自己研鑚に励み、高度な専門知識や幅広い教養を身につけようとする社員を積極的に支援します。

ダイバーシティマネジメント

会社の持続的な成長のためには、多様な社員一人ひとりの活躍が不可欠です。そのため、アドバンテストではコアバリューの一つとして「INCLUSION AND DIVERSITY」を掲げ、誰もが働きやすい職場環境をつくり、プライベートと仕事を両立しながら能力を最大限に発揮し続けられる働き方を浸透させていくことが重要だと考えています。その考えのもと、アドバンテストで働く一人ひとりが個性や能力を最大限に発揮し、いきいきと活躍し続けられる職場づくりや企業風土の形成に積極的に取り組んでいます。

雇用の状況

アドバンテストグループは、社員一人ひとりの人権を尊重し、人種・性別・年齢・国籍・宗教・社会的出自・身体的障害・疾病・性的指向などによる差別を排除することを、基本方針で約束しています。また、採用や人事処遇においても、差別を排除し、グローバルに活躍できる人財の採用、育成、登用に力を入れています。

社員数の推移は以下のとおりです。

雇用状況

地域別従業員数
 

2017年度

2018年度

2019年度

男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計 女性比率 地域別比率
国内 日本 2,153 400 2,553 2,152 416 2,568 2,146 466 2,612 17.8% 47.5%
海外 アジア 710 217 927 771 236 1,007 836 273 1,109 24.6% 20.2%
ヨーロッパ 580 125 705 613 128 741 676 143 819 17.5% 14.9%
北米 448 88 536 512 108 620 764 199 963 20.7% 17.5%
海外計 1,738 430 2,168 1,896 472 2,368 2,276 615 2,891 21.3% 52.5%
合計 3,891 830 4,721 4,048 888 4,936 4,422 1,081 5,503 19.6%  

*集計範囲:アドバンテストグループ

地域別管理職数
 

2017年度

2018年度

2019年度

男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計 女性比率 地域別比率 うち現地
採用数
現地採用者
からの登用率
国内 日本 513 11 524 503 12 515 483 13 496 2.6% 42.1% 495 99.8%
海外 アジア 202 40 242 210 40 250 218 40 258 15.5% 21.9% 244 94.6%
ヨーロッパ 163 14 177 170 16 186 183 17 200 8.5% 17.0% 194 97.0%
北米 176 19 195 187 19 206 204 21 225 9.3% 19.1% 217 96.4%
海外計 541 73 614 567 75 642 605 78 683 11.4% 57.9% 655 95.9%
合計 1,054 84 1,138 1,070 87 1,157 1,088 91 1,179 7.7%   1,150 97.5%

*集計範囲:アドバンテストグループ

*管理職の定義:10段階の資格制度におけるLevel7以上。10段階の資格制度のうち、ジョブレベル1から6を一般社員層に、ジョブレベル7から10を管理職層に適用しています。

 ※ を付けた数値は、KPMGあずさサステナビリティ株式会社による第三者保証を受けています。

雇用形態別従業員数
 

2017年度

2018年度

2019年度

男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計
正社員 3,705 752 4,457 3,827 803 4,630 4,108 940 5,048
非正規社員 186 78 264 221 85 306 314 141 455
合計 3,891 830 4,721 4,048 888 4,936 4,422 1,081 5,503

*集計範囲:アドバンテストグループ

年齢別従業員数
 

2017年度

2018年度

2019年度

男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計
20~30歳未満 283 116 399 329 118 447 380 156 536
30~40歳未満 693 179 872 692 197 889 752 225 977
40~50歳未満 1,499 293 1,792 1,411 297 1,708 1,394 318 1,712
50~60歳未満 1,099 142 1,241 1,236 163 1,399 1,355 208 1,563
60~70歳未満 131 22 153 159 28 187 227 33 260
合計 3,705 752 4,457 3,827 803 4,630 4,108 940 5,048

*集計範囲:アドバンテストグループ(正社員のみ)

新規採用数
 

2017年度

2018年度

2019年度

男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計 女性比率 地域別比率
国内 日本 8 0 8 20 4 24 43 14 57 24.6% 9.7%
海外 アジア 93 20 113 102 24 126 97 47 144 32.6% 24.5%
ヨーロッパ 26 14 40 54 10 64 62 18 80 22.5% 13.6%
北米 29 6 35 95 26 121 223 84 307 27.4% 52.2%
海外計 148 40 188 251 60 311 382 149 531 28.1% 90.3%
合計 156 40 196 271 64 335 425 163 588 27.7%  

*集計範囲:アドバンテストグループ(正社員のみ)

離職者数
 

2017年度

2018年度

2019年度

男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計 女性比率 地域別比率
国内 日本 32 8 40 28 5 33 32 12 44 27.3% 30.3%
海外 アジア 30 4 34 37 4 41 34 11 45 24.4% 31.0%
ヨーロッパ 24 1 25 22 7 29 18 1 19 5.3% 13.1%
北米 21 6 27 32 5 37 29 8 37 21.6% 25.5%
海外計 75 11 86 91 16 107 81 20 101 19.8% 69.7%
合計 107 19 126 119 21 140 113 32 145 22.1%  
退職率 2.90% 2.65% 2.85% 3.21% 2.79% 3.14% 2.95% 3.99% 3.13%    

*集計範囲:アドバンテストグループ(正社員のみ)

 ※ を付けた数値は、KPMGあずさサステナビリティ株式会社による第三者保証を受けています。

 ※ 月末日の離職者について、当月の離職者数に含める方法から、翌月の離職者数に含める方法に、2019年12月から変更しました。

グローバル人財の採用・活用

アドバンテストでは近年、事業のグローバル化を背景に、異文化に対する深い理解と高いコミュニケーションスキルを持って、グローバルな舞台で業務を遂行できる人財の獲得を目指し、また、ビジネス環境のボーダーレス化に伴い、グループ各社との人財交流を通して、人財育成、組織のグローバル化を推進するため、ワールドワイドな視点での制度構築および人財の採用、育成、配置等に力を入れています。たとえば、社員にグローバルな環境下での業務遂行を経験させるため、グループ各社との人財交流を継続的に行うこととし、双方の組織における日常業務やトレーニングを通して、それぞれの持つ技術やノウハウを共有することで、個々の社員がより高度な技術と多様なビジネス環境に適応したスキルを習得する取り組みを実施しています。

グループ各社との人財交流をしやすくするため「Global Transfer Policy」を策定し、グローバルで職種に関係なく、かつ公平に処遇できる体制をとっています。

2020年3月現在、経営幹部である執行役員24名中10名が外国籍であり、アドバンテスト単体では、9カ国の国籍の社員が働いています。今後も、優秀な人財には国籍を問わず公平にチャンスを与え、国境を越えた人財登用、交流により、グローバル人財の育成と組織のグローバル化を推進していきます。

女性社員の登用・活用

アドバンテストは、常に多様な価値観を受け入れ、人種・性別・年齢・国籍などに関係なく活躍できる企業風土づくりを推進しています。しかしながら、2020年3月現在で全社員のうち女性の割合は全体の19.6%、管理職における割合は7.7%、アドバンテスト単体では、女性社員割合14.1%、女性管理職割合は2.6%であり、女性社員の採用と管理職に占める女性比率の向上が課題です。

当社では、もともと男性比率が高い技術系の学生の採用が多く、従来の採用活動では女性が当社を受験するための動機付けができていませんでした。こうした状況を踏まえて、特に技術系の女性に対して当社の魅力を伝えることに注力し、女性向けのPRを強化しています。Webサイトや採用パンフレットでも女性社員の活躍を広く伝え、また、就職イベントでは、女性向けの制度やキャリアプランなどの説明を行い、アドバンテストの女性社員がどのように活躍しているかを紹介しています。

アドバンテスト単体においては、2018年度から女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画で管理職に占める女性割合を産業ごとの平均値以上とする数値目標をかかげ、目標達成に向けた取り組みを推進しています。女性社員には様々なライフステージの変化があることを踏まえ、個々人の状況に応じて柔軟な働き方ができるよう家庭と仕事の両立支援制度に力を入れています。女性社員が長く働き続けられる環境整備を進めることで、女性社員の活躍の機会を後押ししています。

当社は、今後も継続して女性比率を上げる取組みと長く働き続けられる制度の両輪を進めることで、女性管理職比率の向上にもつなげていきたいと考えています。

シニア人財の積極活用

アドバンテストは、シニア人財の活用の観点から60歳定年後の再雇用制度を導入していますが、2013年4月の高年齢者雇用安定法の改正や国の年金支給開始年齢の引き上げなどに伴い、再雇用制度を改定しました。シニア人財の雇用の安定を図るとともに、定年前の経験や配属を考慮した処遇、配属を行うことで、ベテラン社員のスキルやノウハウを積極的に活用しています。また、一人ひとりの成果が評価として賃金に反映されるしくみを設け、モチベーションを喚起することにより、賃金に見合う成果を期待しています。また、2018年度には本人の希望により短時間勤務および短日勤務制度を導入し、就業日以外の副業・兼業を行えるよう制度を整備し、短時間勤務は2名、短日勤務は3名が取得しています。この制度の導入により、シニア人財は個々のライフスタイルに応じてフレキシブルに勤務することが可能となり、さらなるワークライフバランスの実現につながっていくと考えます。

再雇用制度利用者推移

*集計範囲:アドバンテスト単体
新たに再雇用制度を利用開始した方の人数を集計しています。
(前年からの継続利用の方は含めず)

障がい者の雇用

アドバンテストは、障がいのある方の雇用推進を目的とし、特例子会社アドバンテストグリーンを2004年9月に設立しました。同社は設立以来、「『個人の自立・社会の成長』を地域と共に」をスローガンに、障がい者の雇用促進と就労安定に努めています。

事業内容は主に、造園・清掃・フロント・配送・パンの販売・寮の管理など、従業員が気持ちよく働ける職場環境を提供することです。地域社会や関係機関と連携しながら、障がいのあるなしに関わらず、共に働ける職場環境づくりに積極的に取り組んでいます。

2018年度にはアドバンテストグリーンの従業員1名が「優秀勤労障がい者表彰」を受賞しました。この表彰は、障がいを克服し、模範的な職業人として業績を上げた方々を称えるもので、長年に渡って積み重ねてきた従業員の努力が栄えある受賞という大きな成果につながりました。

アドバンテストの障がい者雇用率は、2019年度は 2.66%と法定雇用率を上回る状況ですが、今後の法定雇用率見直しも念頭に積極的に雇用を促進していきます。
具体的には、作業手順の標準化や作業の可視化を推進するなど、障害があっても十分に仕事ができる環境整備を行い、様々な障害をもった方が活躍できる職場であることを、特別支援学校等に紹介して参ります。また、新しい職域の開拓も検討しており、実習生の受け入れや職場研修会の開催など、新規雇用につながる取り組みを推進していきます。さらに、障害のある社員の就労定着を図るため、「やりがい」や「働きがい」などのモチベーションを向上させる目標制度や表彰制度の拡充やグループホームへの転居など自立についての支援を実施しております。また各々の障害特性に合った職場支援をするため、各職場に職場適用援助者(ジョブコーチ)や障害者職業生活相談員などの有資格者を配置するとともに、定期的な家族を含めた4者面談や個別のランチミーティングを実施し、課題の情報共有と早期発見に努めております。

また、海外関係会社においても10名の障がい者が就労しており、意欲高く業務に取り組んでおります。

障がい者雇用率の推移

*集計範囲:アドバンテストグループ(国内)
※2019年度数値は、KPMGあずさサステナビリティ株式会社による第三者保証を受けています。