春と夏に咲いた、ユニークな名前の草花たち (2023.8.28)

アドバンテストのビオトープに4月~7月に咲いた、ユニークで面白い名前の草花を紹介します。

4~5月に咲いた草花

ヘビイチゴ

ヘビイチゴはバラ科の植物で、春に黄色い花を咲かせます。
花が終わると、赤い実(イチゴ)をつけます。
名前の由来は諸説ありますが、湿気が多く蛇が出そうな場所に生えることからこの名前が付いたと言われています。実(イチゴ)に毒はありませんが、食用には向きません。

カラスノエンドウ

カラスノエンドウはマメ科の植物です。
花びらが蝶のような形をしてるのが特徴です。
花が終わるとさや状の実をつけます。実(さや)は初めは緑色ですが、熟すと真っ黒になります。
真っ黒な実(さや)がカラスを連想させることが、名前の由来だと言われています。

キツネアザミ

キツネアザミはキク科の植物です。
花がアザミに似ていますがアザミではないので、まるで狐に騙されたようだという意味から、この名前が付けられたと言われています。
アザミにはトゲがありますが、キツネアザミにはトゲがありません。

6~7月に咲いた草花

ホタルブクロ

ホタルブクロはキキョウ科の植物で、初夏に下向きに釣り鐘状の花を咲かせます。
名前の由来は諸説ありますが、子供たちが蛍を捕まえてこの花に入れたから、または、提灯のことを火垂る(ホタル)と呼ぶ地方があり、花姿が提灯の形に似ているからなどと言われています。丈夫で生命力が強い植物です。

ネジバナ

ネジバナはラン科の植物で、らせん状にねじれるように花が咲く様子から「ネジバナ」と言われます。
直径5mmほどの小さな花を、横向きに沢山咲かせるのが特徴です。
湿っていて日当たりの良い場所でよく生育します。

キツネノマゴ

キツネノマゴは、キツネノマゴ科の植物です。
花の穂に小さいピンクの花を咲かせ、葉が向かい合って生えているのが特徴です。
名前の由来は諸説ありますが、花の穂が子ぎつねのしっぽに似ているからなどと言われています。

ビオトープだよりアーカイブ」より、ビオトープの動画もご覧いただけます。

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