晩秋のビオトープで出会った植物を紹介します。夏の猛暑の影響なのか、今年は例年と様子が違う木々や草花がある一方、例年どおり秋らしい実を付けたものもありました。
いつもと様子が違う木々
モミジ
ここ数年、モミジの紅葉が遅れています。 以前は11月には紅葉が見ごろになりましたが、今年は11月になっても紅葉が進んでいませんでした。
ケヤキ
例年は、黄色や赤色に紅葉してから葉が落ちますが、
ここ数年は紅葉せずに葉が茶色くなって落葉する部分が多くなりました。
アオキ
通常は濃い緑の常緑樹ですが、夏の猛暑の影響でしょうか、葉が黒くなって枯れている木がたくさんありました。
可愛い実を付けた草花
ヤブツルアズキ
小豆の原種といわれています。小豆に比べてさやが黒く豆(種子)が小粒なのが特徴です。夏に黄色い花を咲かせ、秋に実がなりました。
豆は食用としても使われます。
ヤブツルアズキのさやと種
(左下の乾電池と比べると、種がとても小さいことが分かります)
ノブドウ
猛暑を乗り越えて、薄紫や青色の小さい実をたくさん付けました。ノブドウはブドウ科ですが、食用には向きません。
ヤブラン
夏に紫色の花を咲かせた後、緑色の実がなり、徐々に実の色が藍色になっていきました。夏の暑さにも強い植物です。
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※紹介した植物は、2023年11月中旬の状態です。
「ビオトープだよりアーカイブ」より、ビオトープの動画もご覧いただけます。