HA7300

Stimulus Test Cell

最新の自動車には、環境性能や省燃費が求められています。
パワフルで省燃費かつCO2排出が少ないディーゼルエンジンの排気系には、 NOxやススを浄化する微粒子フィルタや酸化触媒が配置され、その性能を保持するために差圧センサで排気ガスの圧力をモニタしています。

Stimulus Test Cell HA7300は、当社独自の8個同時に温調可能な温度印加部と新開発の2Port圧力コントローラおよび圧力印加ノズルの採用により、差圧センサの試験に高速・高精度の温度・圧力のテスト環境を提供するTest Cellです。

8個のデバイスを一括温度制御

低温用もしくは高温用の温調プレートとThermal pusherにより、8個のデバイスを一括温度制御するので高スループットで温度特性試験が可能です。

圧力印加ノズル

Thermal pusherと一体となった圧力印加ノズルにより、温度と圧力を同時に印加できます。

2port圧力コントローラ

専用の2port圧力コントローラにより、 P0もしくはP1に独立したテスト圧力を印加することができるので、短時間で高精度な圧力特性が取得ができます。

共通のテストセル

計測システムEVA100やテストハンドラと組合せ、設計評価から量産検査まで一貫したテスト環境を提供します。

HA7300は、車載エキゾーストの差圧検知センサーのテストに必要な温度や圧力を印加するための装置です。センサーの正圧/負圧の各Portに、テスト条件の圧力と温度を印加し、最大8個の同時測定を可能にします。車載エキゾーストには2portの圧力センサーが搭載され、エキゾーストの入口と出口にある触媒の差圧を検出します。PM(粒子状物質)により圧力差が多くなるとセンサーが感知し、エンジンの排気温度を上昇させます。それによりPMが燃やされクリーン排気を維持することができます。
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