EVA100

計測システム

デバイスや制御ボードの特性評価、機能評価、量産性評価を強力にサポート

近年、注目されている安全で快適なスマート社会の実現をはじめ、さまざまな分野においてアナログ/センサICの役割が、とても重要になってきています。そして、デバイスにはこれまで以上に、より高い性能、精度、信頼性が求められており、アナログ信号のデータ処理、そして、デバイス制御のデジタル化など、ICレベルでもアナログとデジタルの融合が進んでいます。このため、デバイス開発やモジュール開発に携わるエンジニアにも、高いコーディング技術と複雑なシステムの操作技術が要求されています。

「EVA100」は、デバイスや制御ボードの評価作業に必要な計測機能(電源、VIソース、パターンジェネレータ、波形発生器、キャプチャ機能など)をコンパクトなボディ1台に搭載した複合型計測器です。複数の計測器を組み合わせて作り上げていた測定環境をこの1台で構築可能です。センサIC、アナログIC (*1)、ミクスドシグナルIC (*2)、デジタルIC (*3) など多くの電子デバイス、自動車向けECU (*4) を含む制御ボードの特性評価、機能評価、不良解析から量産現場まで、あらゆるシーンで “やりたいことがすぐできる” を実現します。そして、プログラミング言語を不要とした直感的な操作環境と優れた計測機能で、お客様の新製品の早期市場投入に貢献します。

  1. DC-DCコンバータやVoltageレギュレータなどのIC群
  2. ADコンバータやDAコンバータなどの機能をもつIC群
  3. MCUおよび標準ロジックなどのIC群、DFT評価
  4. Electronic Control Unit

特長

Evolutionary Value Added Measurement Systemから名付けられた「EVA100」は、アナログ電圧・電流源、パターン・ジェネレータ、波形キャプチャ機能など、デバイス評価に必要な機能をコンパクトなボディ1台に搭載した新しい計測システムです。 従来の個々の計測器間の冗長なケーブリングや設定作業から解放されるだけでなく、高いタイミング精度で各種機能を同期制御できるため、特殊な操作技術なしに高い再現性を可能としました。容易に使える測定環境により、部署間のコミュニケーションを促し、デバイス評価、開発工程から量産テスト、不良解析に至る工程やテスト開発の工期短縮でコスト・ダウンを実現します。

小さい

コンパクトなボディサイズを実現し、アナログ向け、デジタル向けのテスティング・ユニットを提供します。
デジタル向け : 220mm (W) × 472mm (D) × 206mm (H)
アナログ向け : 363mm (W) × 472mm (D) × 206mm (H)

高精度、高い再現性

高精度のアナログ電圧・電流源、パターン・ジェネレータ、波形キャプチャ機能をもち、さらに、高いタイミング精度で各種機能を同期制御できるイベント・マスタ・シーケンサにより、高い再現性を実現します。

直感的

プログラミング言語を不要とした環境は、直感的な操作で計測、評価作業を実現することが可能です。
計測、測定結果のレポート生成機能により、ドキュメント作成などの作業効率を飛躍的に向上させます。

拡張性

連結可能なテスティング・ユニット、および、ソフトウエア環境は、設計評価から量産・選別工程などあらゆるシーンをサポートします。 GP-IB等のI/Fにより外部計測器と接続することで、お客様の環境に応じた評価環境の構築を可能とします。

お客様の特性評価、機能評価、量産性評価を強力にサポートします。

主な機能

EMS (Event Master Sequencer)

システム全般を制御し、同期制御に優れたシーケンサ。

  • コントローラ(PC、EWS)との接続
  • システム・バスの制御および各種機能の同期制御
  • EVAシステム間の同期制御
  • ユーティリティ電源
  • 外部機器(外部計測器、サーモストリーマなど)との同期制御

パフォーマンス・ボード上の温度モニタ機能による温度評価の自動化が可能。

AVI (Analog VI source)

計測対象のデバイスに電源電圧や電流を供給するソース・メジャー・ユニット。
チャンネルあたり、最大±500mAの電流容量。アナログ特性に優れ、任意波形発生器、デジタイザ、差動測定機能をもつ高機能VIソース。

MVI (Middle power VI source)

AVIと同じ機能性をもち、計測対象のデバイスに電源電圧や電流を供給するソース・メジャー・ユニット。 チャンネルあたり±2A (DC) までの電流容量を実現し、DC-DCコンバータなど高出力ユニットの評価、測定に最適なVIソース。

HVI (Floating High Voltage VI source)

リーク測定やブレークダウン電圧測定のための高電圧ソース・メジャー・ユニット。
最大1000V出力。フローティングかつグリッチフリーなホットスイッチングを実現し、AC-DCコンバータ、LEDドライバなどの高電圧測定向けに最適なVIソース。

SCAP (Signal CAPture module)

計測対象デバイスの出力信号の過渡応答波形の観測、測定を行うことを目的とした高速デジタイザモジュール。
測定シーケンスへ組み込むことで測定条件や環境を簡単に記録でき、準備作業などの作業工数を削減。

GCM (General Control Module)

計測対象デバイスのデジタル制御(プロトコル)やシリアル入力によるポート制御、およびパフォーマンス・ボード上の周辺回路、リレー等の制御モジュール。

LF (Low Frequency AWG and Digitizer)

200kHz帯域までのアナログ測定をカバーする任意波形発生器と波形デジタイザモジュール。低歪、低ノイズ特性により、Audio帯域のデバイスからセンサまで、高精度な評価・試験に対応。DM(デジタル)との組み合わせにより ADCのリニアリティ試験を簡単に実現可能。

HF (High Frequency AWG and Digitizer)

200MHz帯域までのアナログ測定をカバーする任意波形発生器と波形デジタイザモジュール。Video帯域からベースバンド帯域までの幅広いアナログデバイスの 試験に対応。ファンクション・ジェネレータ機能、FFT解析ウィンドウ機能により、効率的な設計評価を実現。

SYNC (Synchronization)

EMSと同様にシステム全般を制御し、特にデジタル信号の同期制御に優れたモジュール。また、シリアル入力によるポート制御、およびパフォーマンス・ボード上の周辺回路、リレーの制御機能を提供。

  • コントローラ(PC、EWS)との接続
  • システム・バスの制御および各種機能の同期制御
  • EVAシステム間の同期制御
  • ユーティリティ電源、リレー制御信号
  • 外部機器(外部計測器、サーモストリーマなど)との同期制御
  • パフォーマンス・ボード上の温度モニタ機能による温度評価の自動化が可能

DM64 (64ch Digital Module with Analog, Power Supply Function)

デバイス電源、アナログ信号、デジタル信号の入出力機能を備えた統合型測定モジュール。
マトリックス機能により、デジタルピンからアナログ信号 の出力や取り込みをサポートし、デバイス・インターフェイスを簡略化可能。
Time Measurement UnitやVBump機能、基準電圧源

シーケンス同期制御 (Sequence Editor)

シーケンス・エディタにより、複数の測定機能の同期制御をグラフィカルに実現。
連続測定やループ設定などの自動化することで、デバイス評価を短時間で効率的に行うことが可能。

プロトコル制御 (RegisterMap)

I2C、SPI、JTAGなどのプロトコルをサポートしており、強力かつ直感的なデバイス制御が可能。
レジスタマップにより、デバイス固有のレジスタ名での制御が可能で、デジタル信号の可読性が格段に向上。

実行時間プロファイリング (Profiler)

シーケンス内の各イベントの実行時間を自動で取得。テストタイムの最適化作業の際に、すべてのイベントの実行時間データ(表計算ソフトで編集可能)をボタン一つで取得でき、効率的な編集作業をサポート。

テストフローの最適化 (Optimizer)

フローに定義されたテストシーケンス中の待ち時間やリレー制御、電源制御を最適化。テストエンジニアに代わって、専用のアルゴリズムがテスト品質を維持しつつテスト時間の削減を実現。量産時の生産性効率化をサポート。

テスト条件表 (Test Condition Editor)

シーケンスおよびテストフローにおけるテスト条件をテーブル形式で表示。デバッグ中に電源電圧や印加電流、判定値などの条件を確認でき、かつデバッグ後のテスト仕様書の作成工数の削減にも貢献。

レポート作成 (ReportGenerator)

測定条件や結果を、HTML形式の特性グラフを含むレポートファイルに自動生成。
評価項目ごとに条件等のメモ取りを不要とし、レポートファイルから外部ファイルへのコピー、CSV形式でのダウンロードをサポート。

主な仕様

オペレーティング・システム Microsoft Windows 10 Pro 64bit (日本語版または英語版)
Microsoft Windows 10 Enterprise 2016 LTSB 64bit (英語版)
Microsoft Windows 11 Pro 64bit(日本語版または英語版)
Microsoft Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024 64bit(英語版)
直感的なソフトウエア環境 プログラミング言語を使用しない操作環境
プロトコル対応 I2C, SPI, JTAG のプロトコルをサポート
利便性と再利用性 シーケンス・ガジェットでテンプレート提供
コンパクトなサイズ デジタル向け
サイズ: 220mm (W) × 472mm (D) × 206mm (H)
本体重量:約9kgを実現(最小構成の場合)

アナログ向け
サイズ: 363mm (W) × 472mm (D) × 206mm (H)
本体重量:約11kgを実現(最小構成の場合)
量産対応 テスティング・ユニットを連結可能(最大4台まで)
  • Microsoft Windowsは、米国Microsoft社の米国およびその他の国における商標および登録商標です。

デジタル向け

システム同期制御

  • モジュール同期、システム間同期制御
  • リレー・コントロール (64 bits)
  • ハードウエア同期制御 (外部計測器含む)

デバイス電源

  • 電圧レンジ7V 電流レンジ 500mA (4ch)
  • 並列動作、IDDq測定、VBump機能

パターン・ジェネレータ

  • 100MHz パターン・ジェネレータ (64ch I/O) 最大構成1024ch
  • 直流電圧電流/出力・測定機能 (64ch)

任意波形発生器・デジタイザ

  • 任意波形発生器 (500ksps/18bit) (4port)
  • デジタイザ (500ksps/18bit) (2port)
  • 基準電圧出力源 (1ch)

アナログ向け

汎用デジタル・コントローラ

  • 100Mbps パターン・ジェネレータ (8ch I/O)
  • I2C, SPI, JTAG プロトコル・サポート
  • リレー・コントロール (64 bits)
  • ハードウエア同期制御 (外部計測器含む)

アナログVIソース

  • 電圧レンジ ±128V 電流レンジ ±2.0A (DC)/5.0A (Pulse)
  • 電圧レンジ ±64V 電流レンジ ±500mA (DC)
  • 電圧レンジ 1000V 電流レンジ ±10mA (DC)/20mA (Pulse)
  • 任意波形発生器、デジタイザ、差動電圧測定

パターン・ジェネレータ

  • Up to 100Mbps パターン・ジェネレータ (32ch I/O)
  • Low Jitter Pin (8ch I/O)/Low Jitter Clock (1ch)
  • 直流電圧電流/出力・測定機能 (32ch)
  • Time Measurement Unit (4ch)

高精度 任意波形発生器・デジタイザ

  • 任意波形発生器 (200ksps/24bit 80kHz BW) (差動4ch)
  • デジタイザ (625ksps/24bit 200kHz BW) (差動4ch)
  • 直流電圧電流/出力・測定機能 (16ch)

高速 任意波形発生器・デジタイザ

  • 任意波形発生器 (512Msps/16bit 200MHz BW) (差動2ch)
  • デジタイザ (250Msps/16bit 200MHz BW) (差動2ch)
  • 直流電圧電流/出力・測定機能 (8ch)

シグナル・キャプチャ

  • 1Gbps (最大 2Gbps) サンプリング (4ch)

アプリケーションとソリューションのご紹介

アプリケーション
ソリューション

測定項目、デバイス

I2C/SPI試験

デバイスのデジタル制御をサポート

SCAN試験

長大なSCANパターンにも対応

IDDQ試験

パターン制御で、スタンバイ電流を測定

パターン制御によるIDDQ測定の例です。パターンファイルに記入したトリガ信号に応じてIDDQ測定が行われます。

VBUMP試験

パターン制御で電源電圧を制御

トリミング試験

デジタル制御のトリミング

アナログASICに対して、内部のレジスタ設定を変更しながら、最適な設定値になるようトリミング試験の例です

DC-DCコンバータ

変換効率などの特性評価

DCDCコンバータICに対してのリソース割り付けとターゲットとなる測定項目、測定例です。

ADコンバータ/DAコンバータ

高分解能コンバータにも対応

ADCコンバータICに対してのリソース割り付けとターゲットとなる試験項目、測定例です

MosFET/IGBT

高電圧リーク測定に対応

MOSFETなどのパワーデバイスに対してのリソース割り付けとターゲットとなる試験項目です。

ご興味のあるお客様はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

ツール、オプション、拡張

EDAリンクツール

STIL/WGL/VCDからパターン生成

EDAToolが生成するSTILファイルやWGL,VCDファイルをEVA100のパターンファイルに変換するツールです。

オプションハードウエア

さまざまなインタフェースと機能拡張をサポート

Standard Board and Circuitは、高精度のアナログ測定やSENT、PSI5、CAN、LINといったセンサやECU向けのインターフェイスをサポートするオプションボードです。

外部機器との接続

温度印加装置、オシロスコープなどを自動制御

外部計測器との接続例です。USBやLAN、GPIB、RS323C、RS485などを利用して制御PCと通信することで、大電流や温度印加などEVA100の機能を補完することができます。

ご興味のあるお客様はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

センサ測定ソリューション

大気圧、温度、湿度センサ(SPI/I2C)

各種センサの評価、測定

センサーICに対してのリソース割り付けです。温度、圧力、湿度を同時計測可能で、テストレポートを生成します。

角度センサ(SENTプロトコル)

各種プロトコルに対応

角度センサーICに対してのリソース割り付けとターゲットとなる試験項目、測定例です

テストセルソリューション

圧力印加、磁気印加との組み合わせ

高速・高精度温度印加ユニット / 高精度圧力印加ユニット / 高精度磁気印加ユニット(計画中) / EVA100による統合制御

センサASICテストソリューション

ALL-In-OneでASIC評価

アナログとデジタル機能が混載したしているセンサーASICに対して、必要なる機能とそれぞれへのリソース割り付けの例です。

ご興味のあるお客様はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

ECU測定ソリューション

ECU/アクチュエータ自動測定

Motor制御ECU/Motorの一体測定例

ECU向けの評価用の接続例です。EVA100からは、バッテリ電圧をDC 電源、制御はCAN FD、モータはPWM制御して、測定と判定を行います。

通信プロトコル設定

容易にCANデータ(.dbc)をセットアップ

CAN通信Data Base ファイルを解析し、EVA100に自動設定するツールの例です。

スイッチ制御・操作の自動化

自動制御と測定精度向上

ECUの評価はスイッチボックスで信号切り替えながら手動で測定していましたが、EVA100では自動計測できるようになります。

各種アクチュエータ評価

電動ウォーターポンプの自動測定&判定

アクチュエータ向けの測定例です。PWM制御でモータの動作スピードを制御し、センサーからの出力をモニタして動作確認します。

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量産ソリューション

量産向けセットアップを構築

搬送機との接続し、量産ラインのセットアップをサポート

ハンドラやプローバを使用した量産設定の例です。オペレーター用のGUIがあり、プログラムのロード、サマリデータ生成など自動計測します。

設計から量産までをEVA100で工期短縮

評価完了後、そのまま生産を開始

個別に評価したテストシーケンスを量産フローに登録することで、簡単に量産時のフローが作成できます。

ご興味のあるお客様はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

不良解析ソリューション

エミッション顕微鏡との接続

省スペース、容易な操作性で簡単に検証

不良検出ソリューション

不良チップの解析をグラフィカルに実現

IDDQ Measurement Sequence, IDDQ Measurement Result

上記のソリューション、アプリケーション事例について詳細をご希望のお客様、また、評価・測定でお困りごとがあったり、計測の自動化や作業の効率化についてなど個別のご相談希望のお客様は お問い合わせフォーム より受け付けております。お気軽にご相談ください。

Frequently Asked Questions

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EVA100についてのご質問

  • Qログイン用ユーザ登録の仕方を教えてください。
    A

    以下の手順で登録を行ってください。

    1. 1.
      弊社ホームページの「カスタマー・サービス」より、「MyAdvantest」 のページに進んでください。
    2. 2.
      表示されるダイアログの「New User」をクリックします。
    3. 3.
      必要事項を記入し、「Register」ボタンをクリックします。
    4. 4.
      登録いただきましたE-Mailアドレスにメールが届きますので「Confirm E-Mail」をクリックします。
  • QEVA100について教えてください。
    A

    EVA100 (E-Model) は、エンジニアリング用のモデルになります。
    お客様のPCに接続し、アナログ、ミクスドICなどのデバイス評価、モジュール試験などにお使いいただけます。

  • Q具体的な導入メリットはなんですか?
    A

    省スペース、計測自動化と再現性、短TAT、容易で直感的なGUI

    • 必要な機能を一つの小型の筐体にまとめているので、測定環境のセットアップが容易です。
    • マウス操作で、簡単に測定、同期、計測の自動化ができ、レポート作成を効率化できます。
    • 外部計測器と組み合わせた環境構築が可能で、様々な計測に対応できます。
  • QEVA100を購入するにあたり、他に用意するものはありますか?
    A

    E-Modelでは、PC、PCIe アダプタ+ケーブルをお客様に用意していただきます。
    P-Modelでは、オプション品を除いてお客様に用意していただくものはありません。

  • QEVA100に興味があります。一度、試用してみたいのですが?
    A

    オンラインデモ、および弊社オフィスでお試しプログラム(デモ機のお貸し出し)をご用意しておりますので、弊社までお問い合わせください。

  • Q量産モデルはあるのでしょうか?
    A

    量産用に、P-Modelを用意しています。ハンドラやプローバなどの装置と接続(TTL/GP-IB)し、量産工場で使用いただけます。

  • Q量産にも活用できますか?
    A

    はい。量産用モデルとしてP-Modelがあります。
    E-Modelで、評価、デバッグをしていただいた後、P-Modelですぐに量産することが可能ですので、製品開発を短期間で実現できます。

  • QEVA100の量産モデル(P-Model)とエンジニアリング(E-Model)の違いを教えてください。
    A

    E-ModelとP-Modelでは、接続できるTesting Unitの最大数が異なります。
    また、P-Modelでは、SEMI基準の安全対策が施されています。

  • Qトレーニングコースはありますか?
    A

    定期トレーニングコースはございませんが、ご要望によりトレーニングコースを開催しております。

  • Qアプリケーションの開発を依頼したいです。どこか紹介いただけませんか?
    A

    弊社担当営業に、お問い合わせください。ご相談内容により、適切なパートナー様をご紹介いたします。

  • QEVA100は、生産性向上設備促進税制の対象機器でしょうか?
    A

    はい、今般、「EVA100」は経済産業省の生産性向上設備促進税制の対象機器となっております。証明書の発行については、弊社までお問い合わせください。

ハードウェアについてのご質問

  • Q推奨するPCのスペックを教えてください。
    A

    エンジニアリング用 (E-Model) で使用するPCの動作条件は以下の通りです。

    CPU: 2.2GHz, 4core 以上
    Memory: 8GB 以上
    HDD/SSD: 128GB 以上
    Display resolution: 1366×768 以上
    I/O: ExpressCard×1(必須)
    USB2.0×2, Ethernet×1 を推奨

  • QE-ModelでデスクトップPCは使用可能ですか?
    A

    はい、対応しています。
    その場合、PCIスロットに PCIe Host adapter "PCIe-8361" を増設していただきます。

  • Qシステムの構成について教えてください。
    A

    使用用途に応じた最適な構成ラインナップを用意しています。
    詳細は、弊社までお問い合わせください。

  • Qファンの音はどれくらいですか?
    A

    本体ファンの騒音レベルは、60dB以下です。

  • Qオプション品はありますでしょうか?
    A

    より高精度な測定のご要求やECUなどのモジュール向けのモジュール、セットアップを容易にするためのコネクションキットなどご用意しています。詳細は、弊社までお問い合わせください。

  • Q電源の仕様について教えてください。
    A

    E-Modelでは、単相AC電源がご使用できます。電圧範囲は、100V~240Vで、周波数は50/60Hzに対応しています。
    P-Modelでは、単相AC200V系がご使用できます。電圧範囲は、200V~240Vで、周波数は50/60Hzに対応しています。

  • Q校正について教えてください。
    A

    内部基準の校正実施後1年間、その確度を保証します。
    システムの確度を維持するには、1年ごとに内部基準を校正することを推奨します。

  • Qモジュールを同期して動作させることはできますか?
    A

    はい。Hardware Sync機能で、各モジュールを同期して動作させることができます。
    制御方法は、「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」を参照してください。

  • QAVIのStackモードは、どんな場合に使用するのですか?
    A

    AVIのVS (Voltage Source) モードで各chの出力を直列接続することにより、電圧加算して出力するモードです。
    1chでは印加電圧が不足している場合に使用します。例えば、マルチセルバッテリー監視用ICの評価/量産などに適しています。

  • QMVIモジュールのパルス発生幅は、いくつですか?
    A

    MVIモジュールのパルス発生幅は消費電流により制限があります。
    詳細は「EVA100性能諸元」を参照してください。

  • Qコントロールビットの使用方法を教えてください。
    A

    コントロールビットは64bit持っており、PB上のリレー等を制御するために使用できます。
    制御方法は、「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」を参照してください。
    コントロールビットの接続方法は「PB Design Guide」を参照してください。

  • Q12Vリレーを制御したいのですが、EVA100から直接制御できますか?
    A

    コントロールビットは耐圧5Vのため、直接制御できません。PB上にドライブ回路が必要です。
    リレー駆動用電源 (12V/1A) が、PB上に出ていますのでご使用ください。

  • QLFモジュールをシングルエンドで使用したいのですが、どうすればいいですか?
    A

    Posi-PosiGnd間、Nega-NegaGnd間をご使用ください。
    推奨回路は「EVA100 PBデザイン・ガイド」を参照してください。

  • QLFモジュール用のSB&Cについて詳細を教えてください。
    A

    アドバンテスト ホームページにある/EVA100/ダウンロードのStandard Board and Circuit欄を参照してください。

  • QDMモジュールのLow jitter pin 1-5-9-13-17-21-25-29は何に使用するのですか?
    A

    本ピンは、jitterを低減しているピンです。必要とする性能により使い分けてください。詳細は「EVA100性能諸元」を参照してください。

  • Q外部計測器との接続は可能ですか?
    A

    はい、可能です。
    接続する機器が、GPIBやUSB、LANなどのインターフェイスを持っていることが条件になります。

  • Q外部計測器との接続インタフェースはなんでしょうか?
    A

    GPIBの場合は、日本ナショナルインスツルメンツ株式会社製 GPIB-USB コントローラを使用し、制御用PCと計測器を接続します。
    計測器の制御は、EVA100のソフトウエアから制御します。
    計測器がUSB接続をサポートしている場合は、ユーザ関数等で制御することができます。

ソフトウェアについてのご質問

  • QWindows 11 は対応していますか?
    A

    はい。Measurement Atelier R2.70以降から Microsoft Windows 11 Pro 64bit をご使用いただけます。

  • QWindows OSは別売品ですか?
    A

    P-Modelでは付属のPCにプリインストールされています。
    E-Modelでは Windows 10 Pro 64bit もしくは Windows 11 Pro 64bit をインストールしたPCをご用意願います。

  • Q準備するPCに必要なソフトウエアを教えてください。
    A

    EVA100のMeasurement Atelier を動作させるためには、Windows 10 Pro 64bit もしくは Windows 11 Pro 64bit をインストールしたPCに、Java Development Kit 64bit Version 8をインストールする必要があります。

  • Q動作するJavaのバージョンを教えてください。
    A

    R1.20未満ではJDK (Java Development Kit) 7です。R1.20からJDK 8になります。

  • Qプログラム環境を教えてください。
    A

    テストシーケンス開発では、プログラム言語を使用しません。
    GUI上で、設定や測定イベントを登録してテストシーケンスを作成していきます。

  • Q異なるMeasurement Atelierのレビジョンで作成したプロジェクトファイルは動作しますか?
    A

    古いレビジョンのMeasurement Atelierで作成したプロジェクトファイルは、新しいレビジョンのMeasurement Atelierで使用可能です。
    ただし、新しいレビジョンのプロジェクトファイルは古いレビジョンでは使用できません。

  • Qバッチファイルからプロジェクトファイルをロードできますか?
    A

    はい。GUIを使わずにEVA100を操作できるコマンドateliercmd をつかってロードできます。
    詳細はマニュアル「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「プロジェクト・ファイルをロードする (-load) 」を参照してください。

  • QAtelier Editorでモジュール構成を変更するにはどうしたらよいですか?
    A

    %USERPROFILE%\MeasurementAtelier\SystemConfig\SystemConfig.csv を編集してください。
    詳細はマニュアル「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「システム構成の設定」を参照してください。

  • Q測定結果の良否判定はできますか?
    A

    はい、測定結果や演算結果などを、基準値内かどうかを判定し、良否判定することができます。

  • Q測定値に対して、演算したいのですが?
    A

    シーケンス上で、演算用のイベントを使用します。具体的には、FUNC(ユーザ関数)あるいは、SET VARIAVLEというイベントになります。SET VARIABLEイベントの詳細は「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「SET VARIABLE」を参照してください。
    ユーザ関数は、「EVA100 ユーザ関数 デザイン・ガイド」を参照ください。たとえば、配列変数などの演算、アナログ特性(例THD、SNR、EFFIなど)の演算には、関数をご用意いただくことを推奨いたします。

  • Q測定結果をログファイルに保存はできますか?
    A

    判定結果は、コンソールに出力され、内容をファイルに保存することができます。
    さらに、測定結果とシーケンスの詳細(テスト条件、シーケンス)やシステム情報などをレポートとして保存することが可能です。

  • QSequence内でループを設定するにはどうしたらよいですか?
    A

    マニュアル「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「ループの設定」を参照してください。

  • Q実機なしでテストシーケンス開発できる(プログラム作成)環境はありますか?
    A

    はい。実機なしで使用可能な "EVA100 Atelier Editor" をご用意していますので、別途ご購入ください。

  • Qユーザ関数の作り方がわかりません。
    A

    マニュアル「EVA100 ユーザ関数 デザイン・ガイド」の「ユーザ関数を作成する」を参照してください。

  • Qユーザ関数(Java)のコード例はありますか?
    A

    はい。Javaのサンプルはこちらを参考にしてください。(要ログイン)

  • Qユーザ関数から外部のDLLを呼び出すことはできますか?
    A

    はい。マニュアル「EVA100 ユーザ関数 デザイン・ガイド」の「DLLの呼び出し」を参照してください。

  • Qユーザ関数で外部ファイルにアクセスするにはどうすればよいですか?
    A

    マニュアル「EVA100 ユーザ関数 デザイン・ガイド」の「ファイル出力」を参照してください。

  • Qユーザ関数のソースファイルはどこにありますか?
    A

    公開している関数については、アドバンテストホームページからダウンロードできます。

  • QDMはどんな情報をキャプチャできますか?
    A

    サイクル毎のPass/Failやフェイルカウントなどがキャプチャできます。
    詳細はマニュアル「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「出力ファイル・フォーマット (4), (5), (6)」を参照してください。

  • QSTILやWGLからEVA100のパターンファイルに変換できますか?
    A

    はい。オプション・ソフトウエアの「STIL Reader Plus For EVA100」を使用し変換できます。

  • Q波形(AWG)ファイルはどのようなフォーマットですか?
    A

    マニュアル「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「波形定義ファイル」を参照してください。

  • Qプロジェクトファイルのパス名に "#" が入っている場合、保存ができません。
    A

    EVA100の仕様です。"#" を含まないパス名を指定してください。

  • QOpenJDKをインストールするにはどうすればよいですか?
    A

    「ソフトウェア インストレーション マニュアル」を参照してください。

  • Qライセンス申請で必要となるPCのMAC addressを調べるにはどうすればよいですか?
    A

    コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。1行目に表示されたアドレスで申請ください。

    >getmac /nh

  • Q「ATFLEX Server R1.00」の「スタートアップの種類」が”自動(遅延開始)”の設定になっていますが、"自動"に変更しても問題ないでしょうか?
    A

    通常は問題はありませんが、稀にサーバ起動時の高負荷状態では、ライセンスサーバの起動が失敗することが考えられます。この場合は手動でライセンスサーバを起動してください。起動方法は「ATFLEX Package インストレーション・マニュアル」を参照してください。

  • Qオプションソフト起動時に "Cannot connect to license server system, ... (Error Code:001-999-009)" というエラーダイアログが表示されます。
    A

    以下の原因が考えられます。

    1. 1.
      ライセンスサーバにアクセスできない。または、ライセンスサーバソフトウエア「ATFLEX」が起動していない。
      ネットワーク接続の確認する。
      ライセンスサーバソフトウエアが起動しているか確認する。
    2. 2.
      使用済みのライセンス数が登録した数に達している、または、ライセンスの有効期限が切れている。
    3. 3.
      対象のライセンスが登録されていない。
      =>購入済みのライセンスを登録してください。

    詳細は、「ATFLEX Package インストレーション・マニュアル」を参照してください。

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