M4872
テスト・ハンドラ

優れた搬送位置精度でテスト・コストとTime to Market を圧縮
M4872は、1時間あたり最大15,000個のデバイスをハンドリング可能なうえ、画像処理により被測定デバイスを正確な位置に搬送する「Vision Alignment」機能 (*1) や、被測定デバイスの温度を高精度に制御する「Active Thermal Control」機能 (*2) は前機種M4871そのままに、床面積10%削減を実現しました。
また、拡張性も高く当社テスト・システムとの接続により、開発向けにも、多品種少量生産向けにも、量産向けにも最適なハンドラになります。
Vision Alignment
優れた位置精度により、一つのチェンジ・キットでさまざまなサイズのデバイスに対応可能です。メカアライメントで生じやすいパッケージの損傷リスクを低減するだけでなく、被測定デバイスのパッケージサイズに応じたチェンジ・キットの交換・セッティングの工数を短縮できます。また、当社の「On the fly (*3) Vision Alignment」は、両面実装用ファインピッチデバイスの上下面を正確にアライメントしハンドリングできるため、テストの歩留まりとサイクルタイムの改善を通じて生産性向上に寄与します。
自動再検機能
不良品判定されたデバイスを自動的にローダーストッカーに搬送し再検査します。これにより、オペレーターが介在する場合と比較して再テスト時間を20%以上削減、テスト生産性を25%以上向上します。
Active Thermal Control
-40℃~125℃の範囲において誤差1℃以内に温度制御をして、高発熱デバイスの測定をサポートします。
(*1), (*2): オプション
(*3) On the fly: 動作中にリアルタイムでアライメントする機能