携帯電話や自動車に搭載されるカメラとして使用される、CMOSイメージ・センサを測定するテスタであるT2000イメージ・センサ・ソリューション用に、新たな画像処理エンジン「IP Engine 4」(Image Processing Engine 4)を開発しました。
最先端の高解像度CMOSイメージ・センサの出力データの欠陥を、IP Engine 4が高速検出することで、お客さまの半導体テスト工程における生産効率の大幅な改善と、CMOSイメージ・センサの用途拡大に貢献します。
スマートフォン1台あたりに搭載されるカメラの数が増えると共に、カメラ1台あたりの画素数も増加しています。これにより最新のスマートフォンに搭載されているCMOSイメージ・センサの画素数は1億画素以上となっています。
また安全性能を高めるため多くの自動車に多数のCMOSイメージ・センサが搭載され、自動車の眼として危険状況回避に役立っています。
IP Engine 4は大量の画像データを高速処理し、テスト時間とコストを削減します。画像キャプチャ・モジュール「4.8GICAP」と合わせて使用することにより、最先端モバイル向けCMOSイメージ・センサを実動作レートで多数個同時にテストすることができます。
更に、イメージ・プロセッシング・アクセラレータにより、2億画素以上のCMOSイメージ・センサに対してもテスト時間とコストを低減した最適なテスト環境を提供します。
IP Engine 4により高効率なテストソリューションをお客さまに提供するとともに、CMOSイメージ・センサの車載用途拡大に貢献し、安全・安心・心地よい社会の実現を目指します。