知的財産の保護

取り組み姿勢

アドバンテストは、知的財産権に関する法令の遵守と、第三者の知的財産権の尊重を、知的財産管理の基本方針としています。

知的財産管理体制

アドバンテストは、以下の知的財産管理体制を整備し、主な開発拠点である、日本・ドイツ・米国の事業部門および、アドバンテスト研究所・経営企画部門(協力関係団体・大学等)と連携して適切な知的財産管理を遂行しています。

知的財産部は、ドイツ・米国・シンガポール・中国に配置されている知財担当者と、毎月Web会議を行い、各IP戦略委員(IP Strategic Committee)と連携し、事業計画・研究計画・経営計画と連携した知財活動を進めています。

特許報償委員会(Patent Remuneration Committee)は、日本・ドイツ・米国の特許報償委員が一堂に会して、事業貢献報償・発明賞を毎年決定しています。

IP戦略委員(IP Strategic Committee)は、日本・ドイツ・米国の各事業部門・研究所・経営企画部門から選出され、事業戦略と連動した特許出願戦略を策定します。

知的財産管理体制

経営層、事業部への情報提供

アドバンテストは、最先端の技術力を強みとしています。そのため、自社の知的財産は競争力の源泉であり、これを適切に保護・管理することは、企業存続のために重要であると考えています。近年、アドバンテストでは、自社の知的財産の保護・管理に加えて、自社/他社の知的財産の活用にも取り組んでいます。例えば、アドバンテストでは、IPランドスケープ(IP landscape)を推進し、経営層、各事業部に知財側面からの情報提供を実施しています。

知的財産に関する教育

アドバンテストは、知的財産に関する教育を毎年実施し、知的財産に対する従業員一人ひとりの意識を向上することに努めています。
2022年度は、エンジニアとして必要な知的財産に関する知識を習得するため、技術系新入社員に対し実習を含む2日間の研修を行いました。また、The Advantest Wayに定める行動基準「14. 資産保護・機密保持」を理解し適切に行動するため、国内外のグループ全従業員に対しe-learningによる知財教育を実施しました。
一方、「社会貢献活動への取り組み」の一環として、知財創造教育を小学生向けに開催しました。詳細は、「コミュニティ活動」を参照ください。

知的財産に関わる係争、訴訟の状況

2023年3月31日現在、該当する案件はありません。